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クラウド、オンプレミスで「サブネットの作り方」は根本的にどう違う?:サブネットをマスターする【中編】
サブネットの作成の基本は、オンプレミスインフラでもクラウドインフラでも変わらない。両者で共通する部分と異なる部分を確認しよう。
ネットワークをより小さな単位「サブネット」に分割するサブネット化はオンプレミスインフラでもクラウドインフラでも重要だ。どちらで構築する場合でも、サブネットを作成して管理するプロセスは類似している。だが、幾つかの違いはある。オンプレミスインフラとクラウドインフラで、サブネットの作り方がどのように異なるのかを解説する。
クラウドとオンプレミスでサブネットを作る方法とは
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サブネットを初歩から
オンプレミスインフラでの一般的なサブネット作成プロセスは以下の通りだ。
- ホストとサブネットの数を決定する
- ネットワーク構成に必要なホストとサブネットの数を把握するために、ネットワーク要件を詳しく分析する。
- 「サブネットマスク」またはプレフィックスを計算し、割り当てる
- ネットワーク要件に基づいて、ネットワーク部分とホスト部分を識別するための仕組みである「サブネットマスク」または「プレフィックス」の長さを決定し、ネットワークに適用する。
- ルーターを設置する
- サブネット間およびサブネットと外部ネットワークとの間で、トラフィック(ネットワークを流れるデータ)が適切に流れるようにルーターを設置する。
- ルーティングプロトコルやルーティング経路を設定する。
- デバイスを設定し、IP範囲を定義する
- サブネット内の各デバイスに対して、割り当てられたIP範囲内でIPアドレスを配置する。
- セキュリティ対策を実装する
- ファイアウォールやアクセスコントロールリストなどのセキュリティ対策を実装する。
クラウドネットワークでもこれらの手順はあまり変わらない。ただし、クラウドサービスベンダーが自動化ツールを提供しており設定や管理が容易になることがある。その場合、サブネットの設定は、コンソールから数回クリックするか、コマンドを入力するだけで完了する。
一般的にクラウドネットワークでサブネットを追加する手順については次の通りだ。
- ネットワーク管理用コンソールをネットワーク管理者権限で開く。
- ドロップダウンリストなどからサブネットを作成する仮想ネットワークを選択する。
- サブネットに割り当てるIPアドレスの範囲を定義する。
- サブネットを保存する。
クラウドサービスベンダーによっては、サブネットを配置するアベイラビリティーゾーン(リージョンを構成するデータセンター群)やセキュリティグループなどとの関連付けといったオプション機能をサブネット作成時に提供することもある。
後編ではサブネット作成時の注意点を解説する。
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