“着信前に”ブロック Android向け迷惑電話対策アプリをNordVPNが提供開始:発信元を見える化
警察庁によると、電話をきっかけとする「オレオレ詐欺」は2025年11月だけで1284件発生した。こうした状況を受けNordVPNは、Android向け新機能「迷惑電話対策」を日本で提供開始した。
警察庁のデータによると、電話をきっかけとする「オレオレ詐欺」は2025年11月だけで1284件確認されている。国際電話番号を悪用した手口や、実在企業を装う自動音声ガイダンスなど、電話を使った詐欺は巧妙化が進む。
個人の注意だけでは詐欺を防ぎきれない状況を受け、NordVPNは2026年2月18日、Androidユーザー向けの新機能「迷惑電話対策」の日本国内での提供を開始した。2025年7月に米国で「Scam Call Protection」として先行導入し、その後英国、カナダへ展開してきた機能を、日本市場向けに強化したものだ。
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新機能は3つの特徴を持つ。1つ目は、着信前に詐欺の可能性を警告する「事前警告」機能だ。ユーザーは応答前にリスクを把握でき、ソーシャルエンジニアリングやフィッシングによる情報窃取を回避しやすくなる。2つ目は、ユーザーが通話内容へアクセスしない設計だ。音声の取得や保存はせず、通話パターンやメタデータ、番号の信頼性を分析して判定する。3つ目は、VPN接続の有無にかかわらずバックグラウンドで常時動作する点だ。一度有効にすればバックグラウンドで動作し続ける。
プレミアムプランの契約ユーザーは「Call Blocking」という着信ブロック機能を利用可能だ。日本、米国、英国、カナダのユーザーは、詐欺や迷惑電話を検知した場合に着信音を鳴らさず自動で拒否できる。ブロック後は通知で確認可能だ。
NordVPN最高技術責任者(CTO)のプロダクトディレクター、ドミニンカス・ビルビッカス氏は「詐欺電話は国境を越えた問題だ。日本での提供開始は、電話コミュニケーションをより安全で透明なものにするための大きな一歩である」と述べた。
設定はAndroid版アプリの「Threat Protection(脅威対策)」タブから「迷惑電話対策」を有効化し、必要な権限を許可するだけで完了する。
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