2015年08月07日 08時00分 UPDATE
カスタムナーチャリング

価格や性能、使い勝手を比べた「Surface Pro 3」「Surface 3」をガチ比較、真の“キングオブWinタブ”はどっちだ? (1/2)

米Microsoftの「Surface Pro 3」と「Surface 3」。Windowsタブレットの代表格たる風格さえ備わるこの2種類のタブレットを徹底比較する。あなたが満足するのはどちらのSurfaceか?

[TechTarget]
画像 新登場のSurface 3とSurface Pro 3、“最強Windowsタブレット”の称号はどちらに(TechTargetジャパン記事「徹底レビュー:『Surface 3』、誰もが購入を検討する“圧倒的な正しさ”とは」より)《クリックで拡大》

 まず大前提を。コストを度外視すれば、米Microsoftの「Surface Pro 3」は、どんな合理的基準でも「Surface 3」よりも良い評価になる。どちらの端末もデザインや機能は似ているが、Surface Pro 3が地力で勝る。より強力なプロセッサを搭載しているからだ。実際、Surface Pro 3は、発売から1年が経過しても、市場に出回っているほぼ全ての汎用端末の上を行っている。

 ただし、両者の条件は全て同じではなく、特に価格は全く違う。Surface 3はSurface Pro 3よりもかなり安い。とはいえ、金に糸目を付けないユーザーがいるのも確かだ。こうしたユーザーは、本格的な画像編集ソフトウェアや複雑なプロ向けソフトウェアが扱える端末を必要としている。この手のユーザーにはSurface Pro 3がうってつけだ。だが仕事や学習、遊び用に普通のコンピュータが必要な一般ユーザーにとっては、個々のマシンの違いが価格に見合うかどうかが問題となる。

仕上がりとデザイン

 大まかに言うと、Surface 3とSurface Pro 3はほぼそっくりで、デザインの特徴も似ている。Surface 3の方が10%くらい小さく、約180グラム軽い。平均的なスマートフォン1台分程度軽いということだ。

 どちらのデバイスも見た目が素晴らしく、マグネシウム合金製ボディが非常に好評だ。Surface 3とSurface Pro 3は間違いなく、市場でも有数の優れた仕上がりの端末である。

 だが、両者の仕上がりを比べると、Surface 3がSurface Pro 3に小差で勝っている。Surface Pro 3はサイズが大きいせいで、ときには少し不便だ。一方のSurface 3は若干小ぶりながらも、サイズの割に小ささを感じない。さらにSurface 3は、デスクトップを散らかしてもスプレッドシートを多用しても、決して窮屈な感じにはならない。

ディスプレイ

 Surface Pro 3は12インチ、Surface 3は10.8インチのディスプレイを搭載する。アスペクト比(縦横比)はいずれも3:2で、ピクセル密度はSurface Pro 3が216ppi、Surface 3が213ppiとなっている。どちらのディスプレイも、Microsoftが買収したイスラエルN-Trigの同モデルのスタイラスペンが利用でき、10点マルチタッチが可能だ。

 これらのディスプレイはよく似ており、いずれも非常に出来が良い。Surface Pro 3は、ぎらつき(グレア)を抑えるという点に関して若干優れており、画面は黄色みがかっている。Surface 3の画面は赤みがかっており、こちらの方が少し目に心地よい。

ボタンとポート

 Surface 3とSurface Pro 3は、いずれも横置き(以下同じ)の状態で本体上部の左側に電源ボタンがあり、Surface 3ではその右隣に音量ボタンがある。Surface Pro 3の音量ボタンは本体左側面に配置されている。

 両者ともキックスタンドを備えているが、Surface Pro 3のキックスタンドが無段階で好きな角度に開けるのに対し、Suraface 3のキックスタンドは3段階の角度で調整可能だ(キックスタンドを閉じた状態もカウントすると、4段階)。いずれもキックスタンドを開けたところにmicroSDカードスロットがある。

写真 Surface Pro 3の本体下部《クリックで拡大》

 Surface 3とSurface Pro 3は、本体下部にキーボードカバーをマグネットで固定する共通の機構を備える他、USB 3.0ポート、「Mini DisplayPort」規格のポートを本体右側面に用意する。Surface 3では、3.5ミリのヘッドフォンジャックも本体右側面にあるが、Surface Pro 3のヘッドフォンジャックは本体左側面の音量ボタンの上にある。

 Surface Pro 3では、独自のマグネット式充電ポートが本体右側面に用意されている。これに対し、Surface 3では、同じく本体右側面にあるMicro USBポートで充電できる。

 音量ボタンの位置はSurface 3の方が適切である。Surface Pro 3では、左側側面にある音量ボタンをひんぱんに押していると、タブレット本体が右に移動してしまうからだ。

写真 Surface 3のMicro USB充電ポート《クリックで拡大》

 またSurface 3のMicro USB充電ポートの方が、Surface Pro 3のマグネット式充電ポートよりも望ましい。Micro USBは汎用的な規格であるため、より便利だからだ。実際、このMicro USBポートは、各種アクセサリを接続するためのUSBホストとしても機能する。ただし大半のアクセサリは、接続するにはMicro USBから通常のUSBへの変換アダプターが必要だ。

 キックスタンドはSurface Pro 3の方が柔軟に使えるが、それは全体的な評価を左右する要因ではない。ユースケースの99%には、3段階の角度で十分だからだ。

パフォーマンス

 Surface Pro 3とSurface 3は、いずれもさまざまな構成が用意されている。最も非力なSurface Pro 3でも、最も強力なSurface 3よりもさらに強力だが、その差は大きくない。

 Microsoftは次のように述べている。「Surface 3が提供するパフォーマンスは、米Intelのプロセッサ『Intel Core i3』を搭載するSurface Pro 3のパフォーマンスの80%以上に相当する(ベンチマークテスト「PCMark 8 Creative Conventional」の結果より)」

 Surface 3のハイエンドモデルである128Gバイトモデルは、プロセッサ「Intel Atom」の第5世代である「Atom x7-Z8700」と4GバイトのRAMを搭載する。エントリーレベルのSurface Pro 3となる64Gバイトモデルは、プロセッサ「Intel Core」の第4世代である「Core i3-4020Y」と、同じく4GバイトのRAMを搭載する。

 残念ながら、われわれはこれらのモデルをまだ入手していない。各プロセッサを搭載する製品を過去に扱った経験からすると、日常的なタスクに使用するときには、どちらのプロセッサも良好に機能する。だが、米Adobe Systemsの画像処理ツール「Adobe Photoshop」を使った作業など、やや負荷が高いタスクについてはCore i3の方がスムーズに処理できる。

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提供:ソフトバンク株式会社

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