Column

エンタープライズ・アーキテクチャの効率的な構築アプローチ

社内のビジネス部門のユーザーから、「ITはブラックホールだ」とか「同じ情報が得られるシステムが幾つもあって迷う」といった愚痴に対処するには、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の構築が効果的だ。

 中堅企業のCIOの間では、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)を構築できたり、そのための余裕があるのは大企業だけだという意見が根強い。だが、その認識は間違っている。中堅企業のCIOである筆者は、この3年で50人のITスタッフとともにEAを構築し、実りある結果を得ている。

 まず大切なのは、EAをあまり大仰に考えないことだ。EAは基本的には、アプリケーション、データ、技術を定義、記述し、ITの長期的な有効性を確保するためのフレームワークだ。

 ここでは、中堅企業がEAに効果的に取り組むためのポイントを、われわれの実践例とともに紹介したい。

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