ビデオ会議/Web会議に関する読者アンケート調査リポート
ビデオ会議/Web会議の製品選び、決め手は「ユーザビリティ」
TechTargetジャパンでは今回、ビデオ会議/Web会議に関する会員アンケートを実施した。双方とも5割弱のユーザーが導入済み、さらに6割近くが導入を検討している段階だという。
TechTargetジャパンでは2010年6月11日から25日にかけて、TechTargetジャパン会員を対象に「ビデオ会議/Web会議」に関する読者アンケート調査を実施した。この調査結果から、ビデオ会議/Web会議システム共に約45%のユーザーが利用しており、さらに全体の6割弱が今後の導入を検討していることが分かった。以下、その回答内容の一部を紹介する。
調査概要
目的:TechTargetジャパン会員のビデオ会議/Web会議の利用状況調査
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2010年6月11日~6月25日
有効回答数:368件
※回答の比率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位まで表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
システム利用状況
システムの利用状況については、ビデオ会議システム、Web会議システム共に44.8%のユーザーが導入していると回答。新しいコミュニケーション手段として導入が進んでいることが見て取れる。一方、等身大の映像や高品質な音声によりリアルな会議と同等の臨場感が得られる大規模専用システム「テレプレゼンス」も10.1%と、少数ながら利用しているユーザーがいた。
ビデオ会議/Web会議の利用場所
「会議室」の利用率が89.1%で、圧倒的に多い。日本のオフィス事情を考えると、スペースとして会議室を利用するのは当然といえるかもしれない。ただし、「自席」「個人専用スペース」の利用率が合わせて36.4%に上り、机やブースが、PCを端末として利用するWeb会議の主な利用場所になっていると推測される。
一方、「自宅」(12.4%)、「取引先」(11.3%)、「外出先」(10.5%)などに見られるように、社外での利用率はわずかにとどまった。なお、ビデオ会議/Web会議の利用シーンについての調査では「社内グループや現場での打ち合わせ」(72.7%)、「定例会議・個別テーマでの会議」(64.0%)が突出しており、「セミナー・研修」「海外拠点との会議」などは3割に満たなかった。
導入検討状況
ビデオ/Web会議システムの今後の導入検討状況を尋ねる調査では、「情報収集」「時期・予算の検討」「導入候補製品の評価/選定」の各段階を合計すると、全体の56.7%、つまり半数以上が「導入を検討中」という結果となった。
ちなみに、ビデオ会議/Web会議に期待する利用効果(複数回答)で上位を占めたのは「出張関連コストの削減」(87.5%)、次いで「移動時間の削減による業務効率化」(76.4%)。製品の一般的なセールスポイントの通り、出張など移動にまつわる時間やコストの削減を大きな導入効果と考えているユーザーが多い。
製品選定の際に重視するポイント
製品選定時に重視するポイントとして「画質や音質」を挙げるユーザーが68.2%と最も多く、「端末・画面インタフェースの使いやすさ」(64.9%)、「運用管理のしやすさ」(60.6%)と続いた。特に画質・音質やインタフェースはユーザビリティに大きくかかわる項目であり、これらが上位に上がったのは、いずれも会議システムにおいて重要な要素であることを示している。端末は会話をしながら操作するシーンが多いため、操作性ができるだけシンプルな製品が求められているということだろう。
ビデオ会議/Web会議システムへの投資額
「ビデオ会議/Web会議システムに投資してもよいと考える金額(保守・サポート料を含めた年間の予算額)」を調査したところ、「300万円未満」が82.4%と、全体の8割以上がこの価格帯に集中した。買い取り・月額利用を問わず、年間300万円までの投資コストにユーザーの値ごろ感があると考えられる。
詳細なアンケート結果は、以下からダウンロードできる(TechTargetジャパン会員限定)。
本稿では紹介しきれなかったさまざまなアンケート結果と共にアンケート回答者の詳細な属性も紹介されているので、ぜひ参照されたい。
※訂正履歴 「ビデオ会議/Web会議に関する読者アンケート調査」において、「導入済み・導入予定のビデオ会議/Web会議製品」の設問項目に不備があり、正確な集計結果が得られなかったため、結果リポートより該当部分を削除いたしました。おわびして訂正いたします。(2010/8/24 14:50)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
5
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
6
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
7
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
10
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー