仮想化の技術的ハードルはここ数年で格段に低下しており、こうした延命策に乗り出せるはずである。しかし、移行の実施に先立ち必要な機材や具体的な作業手順書が求められる。また万一に備え、各種対策を検討する必要もあり、その手間は決して小さくはない。
そうした中、より簡単にシステム延命策を実施できる手段として存在感を増しているのが、ストレージクラフト テクノロジーのバックアップ/リカバリソフト製品群「ShadowProtect」だ。ShadowProtectは、バックアップ対象のサーバにインストールして利用するバックアップ/リカバリソフトウェア。OSやアプリケーションまで含めた短時間でのバックアップとリカバリを低価格で実現する、イメージバックアップ型の製品である。
ShadowProtectにおけるシステム延命策で利用する機能が「HIR(Hardware Independent Restore)」だ。HIRは物理マシンと仮想マシンを問わず、異なる機種や環境へのリストアを実現する。具体的には、移行先でブートに必要なデバイスドライバを自動的に認識し、設定してくれる。仮想環境への移行には、仮想化製品を提供するベンダー製のツールを利用する方法もあるが、このような設定が自動で完了せず、難しい手作業を強いられるケースが多いのだ。HIR機能を活用することで、旧システムのバックアップイメージを基にした新サーバの仮想化環境へのシステムの移し替えが簡単な操作で行えるようになる。
「本来、バックアップは日常の運用業務に含まれるタスクです。そのため、バックアップ環境にShadowProtectを採用しておけば、システム移行が必要となった際に、移行元システムのドライブをコピーするという作業は、バックアップという形で既に終わっていることになります。移行先に仮想マシンとして復元する作業も、HIRによって、煩わしい調整作業は自動的に行われます」(小寺氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:ストレージクラフト テクノロジー合同会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部/掲載内容有効期限:2015年6月26日