『ディープラーニングG検定 最強の合格問題集』出張版
【G検定】AI開発で「Web API」を使うメリット 間違っている説明はどれ?
AIの基礎から法律・倫理まで幅広い領域が問われる資格「G検定」。試験範囲の中でも重要度の高いテーマを1問ずつ取り上げ、理解の定着に役立つポイントを確認していきます。今回はAI開発で利用されることの多い「Web API」の特徴とメリットについて理解を深める問題です。
「G検定」(ジェネラリスト検定)は、AI(人工知能)技術全般、特に機械学習やディープラーニングの基礎を体系的に学ぶ資格試験です。AI人材の需要の高まりとともに受験者数は年々増加しており、企業でも従業員への取得を奨励する動きが広がっているそうです。
本記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』(ヤン・ジャクリン 著)から、G検定の出題範囲を踏まえた問題と解説を1問1答形式で紹介します。今回はAI開発で利用されることの多いWeb APIの特徴とメリットについて理解を深める問題です。
問題
AI開発におけるWeb APIの利用について、最も不適切な選択肢を1つ選べ。
1.Web APIを用いてアプリケーションを開発した場合、Web APIの提供元がAPIの仕様に変更を加えるたびに、アプリケーションの修正が必要となることがある。
2.Web APIを使用して手軽にプロトタイプを作成できるため、本番開発で見込める性能などを検討しやすくなる。
3.自前で開発するカスタムプログラムの方が、Web APIを使用する場合よりも柔軟性が期待できる。
4.自前での開発と比べて、Web APIを使用した開発の方が時間の短縮につながるものの、開発コストが高価になることが多い。
――答えは分かりましたか?
正解と解説
正解は「4.自前での開発と比べて、Web APIを使用した開発の方が時間の短縮につながるものの、開発コストが高価になることが多い。」
API(ApplicationProgrammingInterface)とは、ソフトウェアやアプリケーションの間で機能の一部を共有する技術です。HTTPなどのWeb技術を利用したAPIをWeb APIといいます。利用者は、APIのサーバにリクエストを送り、それに対して応答が返ってくることで、プログラムの機能が利用できるようになります。
アプリケーション開発に必要な機能がAPIとして提供されている場合、APIの活用により、その機能を一から実装する必要がなくなります。そうすると、開発時間を短縮でき、開発の工程の一部が省略されるため、人件費の節約にもつながります。さらに、自前で開発する時に必要となる一部のソフトウェアやミドルウェアなども調達しなくて済みます。これらの要素がコストダウンに寄与します。Web APIは無償のものと有償のものがあります。有償のAPIを使用した場合であっても、総合的には全ての機能を自前で開発するよりは安価であることが多いです。
- 選択肢2:上記の通り、Web APIを用いると時間を短縮できるため、試作品(プロトタイプ)を素早く用意できて、本番開発に入る前のPoC(問題3)にも有利です。
- 選択肢1、3:Web APIを用いて開発されたアプリケーションの機能は、提供されているAPIの機能や仕様に依存します。APIの機能や仕様が変わると、それを利用したアプリケーションも修正が必要となります。また、APIのサービス停止やシステム障害の影響も受けます。従って、APIを用いた場合に比べて、自ら実装する方が、柔軟な対応は可能であり、カスタマイズ性も高いです。
※この記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
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