『ディープラーニングG検定 最強の合格問題集』出張版
【G検定】知っておかないと怖い生成AIの「禁止事項」、正しい使い方はどれ?
AIの基礎から法律・倫理まで幅広い領域が問われる資格「G検定」。試験範囲の中でも重要度の高いテーマを1問ずつ取り上げ、理解の定着に役立つポイントを確認していきます。今回は、生成AIサービスの利用規約で禁じられている具体的な用途について取り上げます。
「G検定」(ジェネラリスト検定)は、AI(人工知能)技術全般、特に機械学習やディープラーニングの基礎を体系的に学ぶ資格試験です。AI人材の需要の高まりとともに受験者数は年々増加しており、企業でも従業員への取得を奨励する動きが広がっているそうです。
本記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』(ヤン・ジャクリン 著)から、G検定の出題範囲を踏まえた問題と解説を1問1答形式で紹介します。今回は、生成AIサービスの利用規約で禁じられている具体的な用途について取り上げます。
問題
生成AIサービスの提供企業の利用規約において、当社サービスの許容される使い方として、最も適切な選択肢を1つ選べ。
- 他社のシステムから情報を盗み出すマルウェアを開発するためのノウハウをAIから聞き出そうとする。
- 冷え性に困っている利用者が、自身の参考のために冷え性の体質改善に関するアドバイスをAIに聞く。
- 性的描写が露骨な画像をAIに生成させること。
- 他者を威嚇、虐待、侮辱することを目的とした文章の生成。
――答えは分かりましたか?
正解と解説
正解は「2.冷え性に困っている利用者が、自身の参考のために冷え性の体質改善に関するアドバイスをAIに聞く」
生成AIサービスを提供する企業(OpenAlやGoogleなど)は利用規約において、個人や社会に有害な用途を禁止しています(注)。代表的な項目として「犯罪行為の助長」が挙げられます。例えば、サイバー攻撃や詐欺等の不正行為を行うためのアドバイス生成、暴力や自傷行為を促進するコンテンツ生成が該当します(選択肢1、4)。他に、児童搾取や性的表現に関するコンテンツ生成(選択肢3)、個人情報を収集する目的でのコンテンツ生成も禁じられています。
また、専門知識や能力について誤解を招き、誤った情報の提供につながるコンテンツを生成し配布することも禁止事項に入ります。例えば、専門家ではない人が、高リスクでセンシティブな分野(健康、金融、行政サービス、法律など)において、他人を誘導するためのアドバイスをAIに生成させて配布することをしてはいけません。
選択肢2は、他人への健康アドバイスのサービスの提供ではなく、自分自身の参考のためであるため、利用規約の違反には該当しません。
※注:「Google 生成AIの使用禁止に関するポリシー」
https://policies.google.com/terms/generative-ai/use-policy?hl=ja
※この記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
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