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大栄サービスがSalesforceを導入、Excel管理からの脱却で「営業活動そのものをシステム化」NEWS

顧客ごとの商談進ちょくやフォロー状況の把握を目指し「Salesforce CRM」を導入。営業担当者が個々でExcel管理していた顧客情報の一元化により、顧客ごとの活動状況が可視化された。

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 セールスフォース・ドットコムは3月16日、総合リサイクル事業の大栄サービスがSaaS(Software as a Service)CRM「Salesforce CRM」を導入したことを発表した。大栄サービスは、複数のCRMシステムを比較検討した結果、特に利用開始後の要件拡張や戦略変更に対応できるカスタマイズの柔軟性を評価し、導入を決定したという。

 従来、大栄サービスでは営業業務のほとんどを個人に依存しており、Microsoft Office Excel(以下、Excel)による日報管理は行っていたが、それだけでは各営業担当者の顧客ごとの商談進ちょくやフォロー状況を正確に把握するのは難しかった。同社はそれらの課題解決を狙い、2008年8月にSalesforce CRMの導入を決定。これまでExcelで行っていた顧客管理すべてをSalesforce CRMに移行するとともに、自社のビジネス要件に合わせたカスタマイズを行い、同年9月に稼働を開始した。

 導入効果として、「顧客情報や商談情報がさまざまな視点、かつ長期的なスパンで見られるようになった」「営業担当者が個別にExcelで作成・管理していた顧客情報を一元化することで顧客ごとの活動状況が可視化された」ことを挙げている。例えば、営業担当者が入力した情報を基に上司が見込み客の優先順位付けを行うなど、営業活動そのものがシステム化され、組織的な判断ができるようになったという。また、個人が抱え込んで停滞していた商談を上司が引き取ることでクローズが可能になるなど、生産性向上につながったとしている。

 大栄サービスでは、今後グループ企業全体の顧客管理や契約書管理などもクラウド環境で行っていくことを視野に入れている。

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