Webシステムのパフォーマンス問題は負荷テストだけでは防げない:Webシステム性能監視ソフトウェア「OneSight」
性能に起因するWebシステムのトラブルは、開発時の負荷テストだけでは完全に防ぐことは難しい。本番稼働を開始した後も、継続的かつ効果的に性能を監視していく必要があるのだ。
お目当てのWebサイトにアクセスしてみたものの、操作の途中でWebブラウザの動作が遅くなり、ついには反応しなくなってしまったので泣く泣くサイトの利用をあきらめた。あるいは、社内システムで新しいWebアプリケーションが稼働開始したものの、何か操作するたびに次の画面が表示されるまで何分も待たされ、ユーザーのイライラは募るばかり……。
上記のような経験をしたことはないだろうか。あまり広くは知られていないが、実に多くのWebシステムが、本番稼働開始後に性能にかかわるトラブルを起こしている。なぜこのようなトラブルの発生を未然に防ぐことができないのだろうか?
Webシステム、特に多くのトランザクションを処理する必要があるものは、本番リリース前に負荷テストを行い、性能の検証を行うのが定石だ。しかし、負荷テストは決して万能ではない。どれだけ多くのテストパターンをこなしたとしても、本番運用で想定されるすべてのケースを網羅するのは不可能に近い。そして、テストケースから漏れた処理ルートのどこかにボトルネックが潜んでいたとき、それが性能トラブルの芽になるのである。
では、Webシステムの性能トラブルを未然に防ぐ手だてはまったくないのだろうか? ここで、発想を転換したい。本番稼働開始前の負荷テストでトラブルの芽をすべて摘むことができないのであれば、本番稼働開始後に何らかの手段でそれを補うことができないだろうか。まさにこうした発想でWebシステムの包括的な性能監視ソリューションを提供するのが、エンピレックスの性能監視ソフトウェア「OneSight」だ。同製品は具体的にどのような解決策を提供するのか、以降で詳しく見ていくことにしよう。
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