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Androidアプリの8割がユーザー情報を収集、“極悪アプリ”はどう見分ける?:iOS狙いのアドウェアも増加
個人情報を収集するなど、危険な振る舞いをするモバイルアプリは想像以上に多い。企業のIT担当者が、モバイルアプリの危険性を判断するための6つのチェックポイントを示す。
モバイル技術の進歩に伴い、不正侵入や悪質な動作をするモバイルアプリケーションも進化している。IT担当者は、モバイルアプリのセキュリティリスクに後れを取ることのないよう、利用できる限りの対策を講じる必要がある。
危険なモバイルアプリは、IT管理者が定義ファイルで検出できる従来型ウイルスとは違う。昨今のモバイルマルウェアには、ユーザーから金銭を詐取しようとするプログラムが増えている。米Googleの「Android」を対象としたアドウェア、ショートメッセージングサービス(SMS)型トロイの木馬などがそれだ。
侵入型のモバイルアプリもますます出回っており、端末IDや位置情報、利用状況、SIMカード番号などを収集してユーザーのプライバシーを脅かす。米McAfeeの研究機関であるMcAfee Labsによると、Androidアプリの82%は何らかの形でユーザー情報を収集しており、米Appleの「iOS」ユーザーも安全ではないという。
本稿では、ユーザー企業にとって安全なアプリを見分け、従業員が必要とするアプリから脅威を排除するためのベストプラクティスを紹介する。
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モバイルアプリの脅威
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