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Appleのティム・クックCEOがあきれるネット企業のプライバシー侵害、なぜ放置?プライバシー保護優等生のAppleがライバル批判(1/2 ページ)

米Appleのティム・クックCEOは、「顧客にはプライバシーに対する基本的な権利がある」と語った。今後、企業は消費者のプライバシー情報をどう扱っていくべきなのだろうか。

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2014年にAppleのWebサイトで公開されたクック氏のメッセージ《クリックで拡大》

 米Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はこのほど行った講演で、米Googleや米Facebookなど顧客のデータの収集と収益化で成り立っているインターネット企業に苦言を呈した。

 「顧客にはプライバシーに対する基本的な権利があるとわれわれは信じる」とクックCEOは、プライバシー擁護団体Electronic Privacy Information Center(EPIC)が米ワシントンで開催したイベントで語った。このイベントは同団体が発表した「EPIC Champions of Freedom Awards」の受賞者の祝賀会で、クック氏を含む4人が表彰された。

 無料サービスの提供とパーソナライズ広告のための手段として、電子メールや検索履歴、写真などから個人情報を掘り起こすことは、プライバシーに対する基本的な権利を踏みにじるものだとクック氏は論じた。顧客はそうした代償を強いられるべきではなく、またその引き換えにも応じないだろうと同氏は指摘し、「個人情報を掘り起こすことは一体何のためなのか、ユーザーにもいつか分かると思う」と語っている。

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