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「クラウド」「モバイル」の認証は今、どうなっているのか?“パスワード限界論”で再考する「認証システム」の現実解【第2回】(1/2 ページ)

認証の今後を考える上で、特に重要となるクラウドとモバイル。どのような認証の仕組みが利用できるのだろうか。現状を整理する。

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前編では、リスクを判断して追加の認証を要求する「リスクベース認証」など、ID/パスワードの限界を補う認証方式を紹介した(TechTargetジャパン記事「ID/パスワード認証は本当になくなる? 『パスワード限界論』の真実」より)

 前回「ID/パスワード認証は本当になくなる? 『パスワード限界論』の真実」では、“ID/パスワード限界論”に容易に飛びつく前に現状を整理する必要性を指摘し、認証を取り巻く新たな動きを簡単に説明した。

 企業にとって、今後の認証の在り方を考える上で見逃せないのが、「クラウド」「モバイル」の2大要素だ。現状を見ると、SaaS(Software as a Service)をはじめとするWebベースのシステムや、社外へと容易に持ち出せるスマートデバイスの企業利用が急速に進んでいる。こうした中、社内だけでなく社外のシステムに対して、いかに有効な認証手段を適用するかが大きな課題となりつつある。

 クラウドやモバイルを安全に利用するために、どのような認証手段を整備すべきか。本稿では、まず現状を理解するために、クラウドとモバイルの主要な認証技術や製品分野を整理する。

クラウドの認証

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