x64か、それ以外か
「いざ、ハイブリッドクラウド構築」、買ってはいけないハードウェアとは?(1/2 ページ)
ハイブリッドクラウドの成否を握るのはデータの管理と移動だ。これは、クラウドサーバ選びにおいても重要なポイントである。
ハイブリッドクラウドには、重要な決定を下す前に検討すべき要素が数多くある。自社のハイブリッドクラウドに最適なクラウドサーバを決めることは、必要な判断事項の1つにすぎない。
ハイブリッドクラウドは、市販の製品をベースにする必要がある。具体的には、x64アーキテクチャを使用するのがよいだろう。ARM64を候補に含めることはできるが、リリースされてから日が浅い。そのため、ハイパーバイザー環境での動作についてはまだ検証が必要だ。他のアプローチについて言えば、UNIXシステムを使用すると作業が複雑になる。また、メインフレームベースのハイブリッドクラウドは大きな矛盾をはらんでいる。
とは言うものの、これらの代わりとなる多様な選択肢があることは間違いない。ネットワークとストレージは、ハイブリッドクラウドの動作に大きく影響する。そのため、さまざまな点で、ネットワークとストレージの要件に基づいて、市販のサーバを選択することになる可能性が高いだろう。
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ハイブリッドクラウドとは
ハイブリッドクラウドを構築するには
ハイブリッドクラウドの課題
ハイブリッドクラウドの成否はデータの移動と管理が鍵を握っているといっても過言ではない。これはファイバーソリューションの導入を遅らせるという米国の電気通信業界の判断による直接的な影響を受けている。一般的に、米国のWANのインフラは非常に貧弱である。それが社内のプライベートクラウドとパブリックセグメント間のボトルネックになっている。
パブリックセグメントとプライベートセグメント間ではLANに近い速度でデータを移動できない。そのため、ハイブリッドクラウドのトポロジーはWANの部分がくびれた砂時計のような形になる。これを念頭に、有用なハイブリッドクラウドの構築方法を考えてみたい。
ドライブには2つの選択肢がある。1つは各サーバにドライブを用意すること。もう1つはメディアレスサーバを使用することだ。ドライブを用意するメリットは、ネットワークストレージは速度が遅いが、ローカルインスタンスストアでは速度がずっと速いことだ(ここでドライブはSSDを指していることに留意されたい)。128個のインスタンスを実行する標準的なサーバでHDDを使用した場合、出入力は1秒間に150回。つまり、1インスタンスにつき約1回だ。これでは明らかに不十分である。ビッグデータを扱うインスタンスでは、PCIe SSDが必要になることがあるが、SATA SSDで十分なことがほとんどだ。
ローカルインスタンスストアには問題が1つある。それは、ユーザーが1つのコピーしか持たないことだ。仮想SAN(vSAN)のアプローチを使用してネットワーク全体にコピーが自動的に作成されるようにすると、この問題は解決できる。このアプローチではローカルインスタンスの書き込み速度が大幅に低下するが、プール全体でデータを共有できる。だが、ハイブリッドクラウド環境でvSANを使用することには、大きな問題がある。それは書き込みコピーがパブリッククラウドに配置された場合、書き込み処理が大幅に遅延する恐れがあることだ。また、データ配布が適切に行われないとパブリッククラウドへのアクセス速度が大幅に低下する可能性もある。
ハイブリッドクラウドでvSANの代替アプローチとなるのが、ネットワークストレージだ。これは、旧式で低速なHDD SANとは別物だ。オールフラッシュアレイでは、何百万ものIOPSが実現される。オールフラッシュアレイは比較的小さいが、他の安価なバルクストレージを利用すれば「アクティブな」データを保持できるだけの十分な容量はある。
vSANとネットワークストレージのどちらを使用するアプローチも、ネットワークに帯域幅が必要で、現在必要な最低速度は10ギガビットイーサネット(GbE)である。だが、各サーバではストレージトラフィックを標準トラフィックと分ける必要があるため、2つの10GbEリンクが必要になる。2016年には25GbEリンクが10GbEリンクに取って代わるだろう。快適なネットワーク接続を実現するには、ストレージプールでRDMAイーサネットを採用することを検討されたい。
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