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無料のHyper-Vは本当にお得? 2015年上半期、仮想化で最も読まれた記事はユーザー企業/組織の読者が選んだ、2015年上半期記事ランキング(仮想化編)(1/2 ページ)

2015年上半期に公開した仮想化関連の記事ランキングを紹介します。Hyper-Vやデスクトップ/アプリケーション仮想化といったキーワードが人気でした。

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ランキング集計方法

期間中(2015年1月〜6月)に掲載した記事について、同期間中のページビュー上位10記事をピックアップしました。ページビューの計測対象は、TechTargetジャパンの主要読者であるユーザー企業/組織の読者です(ベンダーをはじめとするIT系業種や無職、学生の読者のページビューは除外しています)。


無料のHyper-Vは本当にお得?

 TechTargetジャパンの専門メディア「仮想化」では2015年上半期も、仮想環境に関するIT製品や導入事例を幅広く紹介してきました。期間中に最も読者の関心を集めたのは、米Microsoftのハイパーバイザー「Microsoft Hyper-V Server 2012 R2」(Hyper-V)関連の記事でした。1位と9位を占め、無料のハイパーバイザーへの注目の高さがうかがえる結果となりました。

 閲覧数トップとなった記事は、「無料の仮想化ソフト『Hyper-V Server』の魅力と、大き過ぎる落とし穴」です。Hyper-Vは、MicrosoftのWebサイトから無料でダウンロードできます。無料であるが故に幾つかの制約はあるものの、これまでサーバ仮想化に踏み切れなかった中堅・中小企業には仮想化導入を後押しし、米VMwareのライセンス料が高いと感じていたユーザーには乗り換えを検討させる存在となりました。しかし記事では、Hyper-Vが無料であることと費用対効果は別の問題であると指摘しています。「無料のHyper-VにはGUIオプションがなく、GUIベースの管理ツールをホストに直接インストールできないから」だそうです。結局は、有料のソフトウェア製品に投資しなければならないとのこと。つまるところ、無料のHyper-Vは、VMware製品に対抗するためのMicrosoftのマーケティング戦略であるということでしょうか。その他のメリット/デメリットも注目です。

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