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企業のクラウド移行は“じわり”と進めたほうがいいコツはステップ・バイ・ステップ(1/2 ページ)

なにごとも急進的なのはよくない。華々しく見えるけれど危険も大きい。とはいえ、いつまでも石橋をたたいているのも賢明ではない。ライバルがはるか先を行ってしまうからだ。

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クリックして拡大 確かにロケットのように急上昇するより気球のようにゆるゆると揚がっていくほうが負担が少ない

 クラウドは簡単に導入してITサービスの提供をスピードアップする可能性を秘めている。そのため、多くの企業のビジネス計画にはクラウドが含まれている。ただし、企業にはクラウド移行計画が必要だ。ミッションクリティカルでないシステムからゆっくりと移行を進めることは、急いで大規模かつ複雑なシステムを導入するよりも理にかなっている。

 クラウドには「プライベートクラウド」「ハイブリッドクラウド」「パブリッククラウド」という選択肢がある。企業はシステムの処理を社内で行うため、プライベートクラウドを最も安心できると考えている。451 Researchのアナリストによると、クラウド関連の利用形態でプライベートクラウドプロジェクトが多くの割合を占めているという。一方、ハイブリッドクラウドでは、企業のデータセンターにおいて、サービスの一部をクラウドベンダーが運営するデータセンターに移行する必要がある。この変化にIT管理者は不安になることが多いため、企業は漸進的に移行を進める。


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