モバイルOSの違いだけではない
「iPhone」「iPad」一択では間違う、迷うほどあるビジネス向けモバイル端末の見極め方(1/2 ページ)
IT担当者は、モバイルデバイスをビジネス活用する場合、各モバイルOSの違いだけでなく、山ほどあるモバイルデバイスを把握する必要がある。最適なビジネス向けモバイルデバイスについて検証する。
従業員は仕事でもプライベートと同じモバイルデバイスを使用することを望んでいる。そのため、IT担当者は各種モバイルデバイスを把握して、企業で使用するのに適しているデバイスを理解する必要に迫られている。
だが調査対象となるデバイスは山ほどある。IT担当者は各モバイルOSの違いについて理解するだけでなく、各OSを搭載しているデバイスの中で業務使用に耐えられるものを把握しなければならない。Appleの時計型ウェアラブルデバイス「Apple Watch」について見てみよう。リリース時には大きく騒がれたApple Watchだが、果たして企業で使用する価値はあるのだろうか。現時点では、Apple WatchはAppleのスマートフォン「iPhone」やタブレット「iPad」の補助デバイスでしかない。またApple WatchとiPhoneやiPadの間でやりとりされる情報をハッカーに傍受される可能性もあり、セキュリティが懸念されている。
本稿では、Appleのスマートフォン「iPhone SE」や9.7インチのタブレット「iPad Pro」、GoogleのモバイルOS「Android」を搭載したBlackBerryのデバイスなど、企業向けのモバイルデバイスについて詳しく解説する。
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Androidデバイスは使えるのか?
iPhone SEとiPad Proは流行るのか
Appleは2016年3月末にiPhone SEおよび9.7インチのiPad Proという2つの製品をリリースした。これは一見すると奇妙な行動だった。どちらの製品も基本的には既存の「iOS」デバイスの小型版で、これらのデバイスが企業でどのような役割を果たすのかというニュースが飛び交っていた。
iPhone SEの外観は「iPhone 5」と似ているが、「iPhone 6」の性能が詰め込まれている。またその価格の安さからビジネス使用の可能性を秘めている。64GBモデルのiPhone SEの価格は、499ドル(国内では5万9800円、以下全て税別)だ。一方、iPhone 6sの価格は749ドル(8万9800円)だ。iPhone SEには「A9」プロセッサと指紋認証機能「TouchID」の機能が搭載されている。
小型のiPad Proの背後にある考えも同じだ。12.9インチのiPad Proの性能はそのままに、本体を小型化している。小型化によって持ち運びやすくなり、現場でも使用できるため、企業で使用するのに適しているといえるだろう。
タブレットがノートPCを凌ぐことはあるのか
ノートPCよりもタブレットの方が適しているタスクも少なくない。IT部門が本格的なノートPCではなく安価なタブレットを選んだ場合、企業環境でタブレットがノートPCに勝ることはあるのかという疑問が生じる人も少なくないだろう。現時点ではノートPCの方が依然として優勢である。だが、パフォーマンスなど幾つかの分野において、その差は縮まっている。
多くのタブレットは、ノートPCのパフォーマンスを凌ぐとまではいかなくても、ノートPCのパフォーマンスに匹敵するCPUやGPUを備えている。タブレットは軽量で省スペース設計なので、ノートPCよりずっと持ち運びやすい。また、ユーザーはBluetoothキーボードなどの周辺機器を使って、簡単にタブレットを簡易版ノートPCに変身させることができる。
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