特集/連載
Windowsの「仮想デスクトップ」が次のビッグウエーブにならない意外な理由:革新的な変化を待つ時代でなくなった
エンドユーザーコンピューティングの次の大きな波は何か。この分野に携わる人なら、誰もがここ数年にそう自問したことがあるだろう。だが、それは考えるべき正しい問題ではない。
仮想デスクトップインフラ(VDI)は長い間、“次の大きな波”としての期待がかかっていた。初期にはコストとスケーラビリティの問題から利用が伸び悩み、ベンダーがこうした状況の打開策を見いだすまでに、普及の新たな障害が現れた。
それが「モビリティ」の問題だ。当初、多くの関係者はVDIとモビリティは理想的な組み合わせと考えていた。それは、IT部門は確立された技術を使って、エンタープライズ対応のWindowsデスクトップをスマートフォンやタブレットに提供できると期待したからだ。
ところが間もなく、モバイルデバイスで使うVDIの使い勝手が普通以下なことが明らかになった。モバイル時代には、使い勝手が何より重要なのにもかかわらずだ。
併せて読みたいお勧め記事
Windows 10 Mobileの「Continuum」は期待外れだったのか
- 「Windows 10スマホは超小型PCとして使える」は“都市伝説”だった?
- Windows 10スマホが“ポケットPC”に変わる、「Continuum」はなぜ重要か
- 徹底レビュー:Windows 10スマホ「Lumia 950 XL」の“PC変身機能”に未来を見た
VDIを巡る最新情報
- LinuxデスクトップをVDIで利用、“Windows不要論”が加速する?
- 「Raspberry Pi」搭載端末が1万円以下、CitrixのVDIクライアントは買いか
- スマートフォンでデスクトップ仮想化を使うべきでない、これだけの理由
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.