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“IoT元年”に浮上したセキュリティリスク――知っておくべき3つの対策メリットだけでなくデメリットもしっかり確認

IoTが広がり、日常生活だけでなく、ビジネスでも大きな影響を与えている。一方で、インターネットにデバイスを接続するリスクを認識しないと、取り返しがつかないことになるかもしれない。

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IoTの概要とイメージ(TechTargetジャパン記事「“モノが自律する時代はすぐそこ? IoTの可能性を探る」から)《クリックで拡大》

 現在、推定64億台のデバイスがインターネットに接続している。まさに2016年はIoTの年だといえる。こうした「IoT」(モノのインターネット)の広がりを受け、その機能は充実し、扱うデータ量が増え、あらゆる行動への洞察精度が高くなっている。IoTデバイスは、日常生活に関する多くの情報を提供するだけでなく、商工業分野におけるプロセスの改善や合理化にも貢献している。

 だがIoTデバイスの増加により、サイバー攻撃のリスクも高まっている。こうしたデバイスの多くはこれまでインターネットに接続されることはなかった。そのため、ハッキングに対して脆弱(ぜいじゃく)であることが忘れがちだ。またIoTデバイスが大量に製造され、多様化していくと、あまり意識はされていないが、IoTデバイスをサポートする大量のアプリケーションが必要になる。その結果として、可能な限り迅速にIoTデバイスをサポートするアプリケーションを用意しなければならないという開発チームへのプレッシャーは、かつてないほど大きくなっている。

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