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HCIは万能ではない 失敗するユースケースとその対処法ビッグデータ、Eコマース、VDIも?

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)の導入はとどまるところを知らない。だが、データセンターのあらゆるワークロードにとってこのテクノロジーが最善の選択肢とは限らない。

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HCIの落とし穴

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、データセンターでは普及しつつある。だが、全てのユースケースに適切だとはいえない。

 HCIの最大のデメリットは、柔軟性の不足にある。ベンダーは、サーバ、ストレージ、ネットワークの典型的な要件をサポートするシステムを事前に構成する。だが、全てのシステムが均等にリソースを消費するわけではない。

 大容量のストレージが必要なアプリケーションもあれば、大量のネットワーク帯域幅を使うアプリケーションもある。また、HCIは仮想化に依存している。仮想化によって、複数のアプリケーションが同じ限られた量のリソースを共有できるためだ。

 そのためIT担当者は、HCIのユースケースを評価する際、キャパシティープランニング(容量設計)とそのスケーラビリティ(拡張性)のニーズに細心の注意を払わなければならない。特に、ビッグデータを使うアプリケーションや仮想デスクトップインフラ(VDI)には注意が必要だ。

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