デジタルホワイトボード「Surface Hub 2」発表、Microsoftの改善ポイントは:会議室機能の強化に注目
Microsoftは、2019年に「Surface Hub 2」を発売するという。「Microsoft Teams」や他のクラウド共同作業ツールとの連携を強化する。
Microsoftは2018年5月、デジタルホワイトボード/会議室向けディスプレイ製品「Surface Hub」の次期モデルを2019年に発売すると発表した。この第2世代モデルではチームの共同作業を支援する機能が目玉となる。
次期モデルとなる「Surface Hub 2」は、クラウド型チーム共同作業プラットフォーム「Microsoft Teams」(「Skype for Business Online」はいずれMicrosoft Teamsに置き換えられる予定)や、「Office 365」「Windows 10」「Microsoft Whiteboard」との連携を強化する。タッチスクリーンに対応し、4Kカメラ、スピーカー、ファーフィールドマイクを搭載する。
初代Surface Hubは、製造上の問題を理由に出荷が2回延期され、2015年秋の予定が2016年春まで遅れた。価格も当初の予定より2000ドル値上げした。
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次期モデルのディスプレイは50.5型で初代の55型よりやや小さくなる。Microsoftはまだ新モデルの価格を発表していない。現行モデルの価格は55型が約9000ドル、84型が約2万2000ドルだ。
Surface Hubのワークスペースには複数のユーザーが同時にサインインでき、クラウドに保存したファイルやプレゼンテーションをチームで共同作業できる。プロモーションビデオでは、PCとSurface Hub 2を使って複数のユーザーが同時に同じドキュメントで作業する様子を見せている。
この動画によると、ディスプレイを回転させて横向きや縦向きにでき、4台を連結して1つの大きな画面にすることも可能だ。そして、側面に付いた指紋センサーで簡単にログインできる。
Microsoftは2018年後半に一部の法人顧客を対象として、テスト用にSurface Hub 2を提供し、2019年に一般提供を開始する予定だ。デジタルホワイトボード製品として、Googleの「Jamboard」やCisco Systemsの「Webex Board」などに対抗する。
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