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IT部門が実践すべき仮想デスクトップ(VDI)導入のベストプラクティス:ユーザーの帯域幅利用状況を変える簡単な方法はない
IT部門が仮想デスクトップインフラ(VDI)を計画する際、パフォーマンスの問題を引き起こさないために取れる対策が幾つかある。従業員のPC使用環境から考える、VDI導入計画のポイントを紹介する。
仮想デスクトップインフラ(VDI)には、IT管理の一元化など多くのメリットがある。こうしたメリットを余すところなく利用するには、IT部門はユーザーのニーズを考慮しなければならない。こうしたニーズは企業によって大きく異なり、IT部門のVDIの構築、保守、変更方法に影響する。IT部門がVDIの導入計画を立てるときには、さまざまなベストプラクティスがある
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VDI導入のヒント
ユーザーの場所を考慮する
ユーザーの場所を考慮することは、VDI導入に不可欠なベストプラクティスの1つだ。ユーザーとデータセンターの距離が長くなるほど、そのユーザーのワークステーションが正しく機能するために必要な帯域幅が増える。企業のデータセンターとユーザーがWAN経由で接続している場合、IT部門がユーザーに快適なパフォーマンスを提供するには多くの計画が必要になる。
ユーザーが働く場所に基づいて、IT部門はユーザーを3つのカテゴリーに分けられる。
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