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BIをクラウドへ、低コストで移行するための5つのヒント落とし穴を回避(1/2 ページ)

BIや分析をクラウドに移行するには戦略が必要だ。何を詳しく調査し、どのような点に注意して、どんなことに取り組むべきか、専門家やIT担当者からヒントを得る必要がある。

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 ビジネスインテリジェンス(BI)ツールをクラウドに移行することで、非常に大きなメリットを得られる企業は少なくない。BIツールはクラウドで利用できた方が柔軟性や拡張性が高まる。社内のシチズンデータサイエンティスト(注)のためにセルフサービス機能を数多く用意しようとしている場合には特に実感できる。ただし従来のオンプレミスシステムからクラウドにBIツールを移行するプロセスは、必ずしも多くのベンダーが見せかけているほど単純ではない。

 移行経路を慎重に計画しなければならない。想定外の移行コストや、クラウドで分析に時間をかけることで生じる隠れたコストなど、予期せぬ落とし穴にはまるのは避けたい。

※注:統計や分析を本業としないデータ分析人材。

ヒント1:課金モデルの理解

 クラウド形式のBIツール(以下、クラウドBI)を利用する場合、万能のサービス課金モデルは存在しない。購入担当者は、データの管理方法や計量方法の細部を徹底的に勉強する必要がある。また、クラウドサービスの請求額のベースになるストレージや使用量の計測方法についても同様だ。

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