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いまさら聞けない、IPアドレスだけでなく「MACアドレス」が必要な理由:MACアドレスとIPアドレスの役割【前編】
インターネットでの通信にはIPアドレスだけでなく、MACアドレスが必要だ。ユーザーが通常は意識することのないMACアドレスの役割とは何だろうか。
インターネットに接続するデバイスには、物理的にデバイスを特定するための識別番号である「MAC(メディアアクセス制御)アドレス」と、ネットワークで割り当てられる識別番号である「IPアドレス」の2種類がある。MACアドレスは同じLANに接続しているデバイスを識別し、IPアドレスはインターネットに接続したデバイスを識別する。インターネットでデータを送信先に到達させるには、この両方の識別番号が必要だ。
インターネット内の宛先にデータを送るために、WebブラウザでIPアドレスを指定すると、ネットワークソフトウェアがそのIPアドレスを挿入したパケット(データをまとめた単位)を送出する。ユーザーがこうした識別番号を直接使用することはほとんどない。通常、DNS(ドメインネームシステム)がIPアドレスを、人が理解しやすい「ドメイン」に変換する。
ルーターは、パケットを送信元のネットワークから宛先のネットワークへと送る。
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