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重要なはずの「レジリエンス」はなぜ後回しにされるのか?レジリエンス計画が必要な理由【後編】

障害発生時の回復力「レジリエンス」は確かに重要だ。一方で具体的な取り組みに着手できている企業は多くはない。その背景には何があるのか。取り組みのハードルを下げる手段とは。

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 前編「『レジリエンス』とは何か? なぜ必要か? 事業継続計画(BCP)を補完」で述べた通り、「レジリエンス」(障害発生時の回復力)と事業継続性は相互補完的な関係がある。そのためレジリエンス計画は、堅実な事業継続計画(BCP)とともに整える必要がある。従来のオンプレミスシステムによる災害復旧(DR)と、クラウドサービスを利用したDRのどちらを好むにせよ、災害後にビジネスを元の状態に戻すにはDR計画の用意も欠かせない。

 レジリエンスの計画を立てるに当たって盛り込むべき要素には何があるだろうか。後編となる本稿は、基本的な要素と、最初はあまり考えないような要素についても考察する。

レジリエンス計画に盛り込む要素

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