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「リモート新人研修」はなぜ難しいのか? コロナ禍が生んだ新たな課題:リモート新人研修を成功に導く7個のヒント【第1回】
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、各国の企業でテレワークの導入が広がった。こうした中で人事部門を悩ませているのが新人研修だ。テレワーク前提の新人研修「リモート新人研修」の課題とは。
テレワーク実施中の新人研修は、人事部門にとって特に難しい仕事だ。本連載はテレワークを前提とした新人研修「リモート新人研修」の課題と、成功に導くヒントを紹介する。第1回である本稿は、リモート新人研修が抱える課題に焦点を当てる。
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人事×IT
企業にとっても、従業員にとっても新人研修は重要な意味を持つ。新入社員が既存の従業員とつながり、あらゆる側面から業務内容を知り、企業文化を感じて受け入れる機会になるからだ。テレワークに移行したばかりの企業では、これらが円滑に進まない恐れがある。企業は新入社員がリモート新人研修に対して好印象を抱くように尽力しなければならない。
リモートで研修を実施するとしても、オフィスで研修を実施するとしても、新人研修には一定の要件がある。新人研修プロセスでは、
- 人事関連の申請フォームの書き方といった管理面の事項
- 作業ツールの割り当てといったIT関係の事項
- 特定業務に着任する前の導入教育や最初に任せる仕事の内容といった、実務に関係する項目
など、さまざまな事柄を教えなければならない。
「リモート新人研修」が難しい“切実な理由”
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