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小児科病院が明かす「AWS」導入成功の秘訣 IT、事業部門のギャップを埋める研究活動にAWSを活用する医療機関【後編】

医療機関はクラウドサービスへのシステム移行を成功させるために何をすればよいのか。AWSでシステムを構築した小児科病院Ann & Robert H. Lurie Children's Hospital of ChicagoのCIOの話を基に説明する。

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 医療機関のIT導入を手掛けるクラウドインフラ開発会社AHEADで、最高マーケティング責任者と顧客成功部門のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるトム・ポールマン氏は、医療機関の事業の中でクラウドサービスの利用に適した分野を4つ挙げる。それは「ビジネスインテリジェンス(BI)と分析」「人工知能(AI)技術による研究」「運用の効率化」「コラボレーション」だ。

 米シカゴに拠点を置く小児科病院のAnn & Robert H. Lurie Children's Hospital of Chicago(Lurie Children's)は、こうした分野の中から「プレジションメディシン」(精密医療)に関する研究に着目し、Amazon Web Service(AWS)のクラウドサービス群で研究や医療サービス提供のためのシステムを構築した。プレジションメディシンは、患者の遺伝子や生活習慣など固有の条件に基づき最適な治療法を提供する手法のことで、Lurie Children'sの研究部門が最優先する研究分野だ。前編「小児科病院が『AWSでシステム構築』を決断 そのときCIOはこう動いた」に続く本稿は、同院がクラウドサービスの導入と研究システムの構築に成功した理由を説明する。

CIOに聞く、AWS導入成功の秘訣とは

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