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40歳を過ぎたエンジニアが面接で“年齢”を効果的にアピールする方法エンジニアの年齢差別問題【後編】

年齢を重ねても働き続けたいと考えるエンジニアが、自分の経歴をセールスポイントにするには何をすべきなのか。専門家のアドバイスを紹介する。

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 40代以上の中高年エンジニアが求職を成功させるには、就職活動時に自分の年齢を隠さない方がよい。隠しても結局雇用主にばれてしまうからだ。「自分の年齢を堂々と認め、『今の自分がこれほど素晴らしくユニークなのは、年齢を重ね、長年の経験と知識があるからだ』と言えばいい」。キャリアコーチのカイル・エリオット氏はそう語る。

“年齢”をセールスポイントにする正しい方法

 経験豊富な人材は、スタートアップ(新興企業)にも、変革を目指す大企業にも、貴重な専門知識を提供できる。「自分の業務年数に基づく採用理由を10個リストにしておくと、自信を持って面接に臨める」とエリオット氏は話す。このリストは、履歴書とその送付状、ビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「LinkedIn」のプロフィールにも書いておくことを同氏は勧める。

 面接時は採用担当者や採用部署の責任者に、自分がチームにとって価値のある人材である理由を示すとよい。例えば「貴社のチームはこの業界に参入してまだ5年なので、私が持つ20年にわたる豊富なソフトウェア開発経験が役立つと考えています」といった具合だ。

 中には中高年の登用に消極的な企業もある。自分が受けようとする企業がそのような企業でないかどうかを確認するには、現在その企業に在籍している、あるいは過去に在籍していたソフトウェアエンジニアを探して、そうした社内文化がないかどうかを聞くとよい。「素晴らしいブランディングを実施できる企業だとしても、社内文化がそれに見合っていないことがある」とエリオット氏は指摘する。

 技術系人材の派遣を手掛けるRandstadの太平洋岸北西地域セールス担当シニアディレクターであるエリン・ブローリー氏によると、企業は従業員の多様性を重視し始めており、その一環で中高年を採用する動きが広がりつつある。「道のりは長いが、さまざまな雇用制度の導入が進んでいるのは心強い」とブローリー氏は言う。

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