Web3が学べる「Zero To Mastery」5時間コースと「LearnWeb3」“4年制”コースとは?:「Web3」(Web 3.0)の一押し学習サイト8選【第4回】
次世代インターネット「Web3」について学習したいなら、学習サイトが大いに役立つ。複数ある学習サイトの中から、「Zero To Mastery」「LearnWeb3」を取り上げる。
「Web3」(「Web 3.0」とも)は、複数のコンピュータで正しい情報を共有する「ブロックチェーン」に基づく次世代インターネットだ。Web3に関する8つの学習サイトを紹介する本連載。第4回となる本稿は、5つ目と6つ目を紹介する。
学習サイト5.Zero To Mastery
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連載:「Web3」(Web 3.0)の一押し学習サイト8選
- 第1回:Web3とは何なのか? 「なぜ重要か」の“端的な答え”
- 第2回:Web3が無料で学べる「Web3 University」とは? 10週間集中の「ChainShot」とは?
- 第3回:Web3の中核技術が学べる「Udemy」「Bloom Institute of Technology」のコースとは?
Web3とは何か
- 「Web 3.0」(Web3)で“匿名性”が生むリスクとは? IDを取り巻く問題
- 「Web 3.0」(Web3)で金銭目的の攻撃が目立つ“なるほどの理由”
- 「Web 3.0」(Web3)で仮想通貨を奪う“4つの手口”とは?
Zero To Mastery(ZTM)の同名学習サイトには、5時間のコース「Web3 Masterclass」がある。Web3 Masterclassで学習できる内容は以下の通りだ。
- ブロックチェーンのセキュリティ
- Web3技術を利用したアプリケーションの応用例
- 暗号資産(仮想通貨)と「分散型自律組織」(DAO)の基本
- DAOは、管理者ではなく所属メンバーが分散的に管理をする組織。
ZTMはUdemyの同名学習サイトと同様に、さまざまな技術トピックの動画を教材として提供している。受講者は月額39ドルまたは年額279ドルの料金を支払うか、永続アクセス料金として999ドルを支払う。料金を支払えば、教材を自由に利用できる。
学習サイト6.LearnWeb3
LearnWeb3の同名学習サイトは、「Freshman」(1年生)、「Sophomore」(2年生)、「Junior」(3年生)、「Senior」(4年生)の4つのトラック(難易度)に分けて、無料のコースを提供している。受講者はDiscordの同名ボイスチャットツール内の専用コミュニティーを通じて質問をしたり、人脈を作ったり、受講者限定イベントに参加したりできる。
オープンソースのブロックチェーンシステム「Ethereum」で暗号資産を保管するためのウォレット(財布)をLearnWeb3と連携させることも可能だ。それにより受講者は、各コースを修了したことを示すNFT(デジタル資産の所有権を証明する手段としてブロックチェーンに保存する特殊なデータ)を、Ethereumウォレットに受け取ることができる。
4つのトラックを全て修了すると、受講者は以下を体験することになる。
- Web3技術を用いたアプリケーションの開発環境のセットアップ
- 複数サーバで稼働させる「分散アプリケーション」の開発
- Web3で扱うデータやアプリケーションのセキュリティ強化方法の学習
- 「フラッシュローン」の詳細に関する学習
- フラッシュローンは、借り入れと返済を不可分の操作として一度に実行する操作。
- 「最大抽出可能価値」(MEV)の詳細に関する学習
- MEVは、Ethereum利用者の利益を最大化する行為。
第5回は、7つ目と8つ目の学習サイトを紹介する。
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