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“有名ブランド”になりたい中小企業は「モバイルアプリ」をこう生かすべし中小企業にモバイルアプリが必要な7つの理由【後編】

顧客との接点として地位を確立したモバイルアプリケーション。中小企業が顧客と関わり合い、マーケティング活動を成功に導く上で、モバイルアプリケーションはどう役立つのか。

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 中小企業(SMB)にとって、カスタマーエクスペリエンス(CX:顧客経験価値)の強化にモバイルアプリケーションが有用な理由は幾つかある。その7つの理由を取り上げる本連載の後編となる本稿は、4つ目から7つ目の理由を解説する。

理由4.ブランド認知度の向上

 モバイルアプリケーションのプッシュ通知は、自社と顧客とのエンゲージメント(深いつながり)を長期にわたって維持することに活用できる。SMBはモバイルアプリケーションのプッシュ通知を利用して、製品に関するニュースやプロモーション情報を顧客に提供可能だ。位置情報やモバイルアプリケーションの利用履歴などの情報を用いた、きめ細かなターゲット設定も選択肢となる。

 適切なプッシュ通知は、自社のブランドや製品を顧客の心に直接訴えかけるのに役立つ。ブランド認知度の向上は、収益の増加につながる。

理由5.オムニチャネルの実現

 「オムニチャネル」は、チャネル(顧客との接点)を限定せず、異なるデバイス間でのシームレスなショッピングを顧客に提供する。SMBは、モバイルアプリケーションを通じたショッピングを可能にすることで、顧客のオムニチャネル体験を向上させることができる。

理由6.顧客との関係の可視化

 顧客の考え方を理解するのは簡単ではない。企業はこれまで、顧客との関係をモニタリングするためにアンケートを利用してきた。近年のモバイルデバイスの普及によって、企業はモバイルアプリケーションでも顧客との関係をモニタリングできるようになった。SMBは、顧客がモバイルアプリケーションを利用する頻度を監視することで、顧客が関心を示したマーケティング活動を特定できる。モバイルアプリケーションを通じて顧客の意見を収集することも可能だ。こうした情報は、顧客と良好な関係を築き、その関係を維持するのに役立つ。

理由7.データマイニングの実現

 モバイルアプリケーションは、データマイニングのチャンスをもたらす。SMBは、モバイルアプリケーションを通じて収集したデータを分析し、顧客の購買パターンや、マーケティング活動に対する顧客の反応を予測できる。モバイルアプリケーションのデータと、ソーシャルメディアサービス(SNS)や顧客とのやりとりなどから入手したデータを組み合わせて分析すれば、顧客の関心や購入傾向をより詳しく調べることが可能だ。

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