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AWSが「英国国防省のITスキル向上」に前のめりな“本当の狙い”とは?デジタルスキルの育成に取り組む英国国防省【中編】

英国国防省(MoD)は、防衛隊員や職員のクラウド関連スキルのトレーニングのために、AWSと3年間の契約を結んだ。この契約の背景にあるAWSの狙いとは。

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 英国国防省(MoD:Ministry of Defence)は、Amazon Web Services(AWS)と「Digital Skills for Defence」(防衛のためのデジタルスキル)に関する覚書(MoU:Memorandum of Understanding)を締結した。この覚書に基づき、AWSはMoDが実施するデジタルスキルのトレーニングを3年間支援する。

AWSがMoDと組む“なるほどの理由”

 AWSはMoDに協力して、さまざまな技術に関する政府高官や軍幹部のスキルアップを支援する。対象の技術は、クラウドサービスや量子コンピューティング技術、人工知能(AI)技術などだ。

 「MoDとの提携は『政府の防衛部門が、世界トップクラスのスキルを構築できるように支援する』という、AWSの決意を表している」。AWSで英国とアイルランドの公共部門担当ディレクターを務めるクリス・ヘイマン氏は、こう説明する。

 各国の行政機関の職員が、クラウド技術に関する高いスキルを獲得するための支援策に、AWSは力を入れている。「職員のスキルアップを支えられることは、AWSにとって光栄なことだ」(ヘイマン氏)


 後編は、AWSが発表したデジタルスキル習得のためのゲーム「AWS Industry Quest」を詳しく説明する。

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