履歴書に書きたい「AWS Certified Cloud Practitioner」とは? 合格するには:スクラムマスターの5大認定資格【第3回】
スクラムを通じたクラウドネイティブアプリケーション開発において、スクラムマスターが備えるべき知識やスキルとは何か。実力の証明となる資格「AWS Certified Cloud Practitioner」を解説する。
開発チームのメンバーに役割やタスクを割り振り、メンバー同士の連携を取りながらプロジェクトを進める「スクラム」において、チーム全体の調整役を担うのが「スクラムマスター」だ。スクラムマスターとしての知識やスキルの証明に活用できる5つの認定資格のうち、3つ目を紹介する。
認定資格3.AWS Certified Cloud Practitioner
併せて読みたいお薦め記事
連載:スクラムマスターの5大認定資格
- 第1回:スクラムマスター認定資格「PSM」(Professional Scrum Master)とは? 合格するには
- 第2回:“優秀なスクラムマスター”が外さないAtlassian「Jira」認定資格とは? 合格するには
さまざまな認定資格
- Google認定の機械学習資格「Professional Machine Learning Engineer」とは? 合格するには
- 2020年に取るべき「無線LAN」資格はどれだ? CCNAかCWNPか、それとも……
- 初心者歓迎の機械学習資格「Azure Data Scientist Associate」とは? 合格するには
近年はクラウドサービスで運用することを想定したアプリケーション(クラウドネイティブアプリケーション)の開発が盛んだ。スクラムマスターは開発者である必要はないが、開発者がクラウドネイティブアプリケーションの構築に用いるツールや、アプリケーションのデプロイ(配備)方法を熟知しておかなければいけない。
Amazon Web Services(AWS)の「AWS Certified Cloud Practitioner」は、クラウドサービスに関する知識とスキルの証明になる。AWS Certified Cloud Practitionerを保有していることは、企業のIT部門が近年使用する重要な技術を理解していることを示す。コストの監視方法、リソースのプロビジョニング方法、セキュリティのベストプラクティスに関する知識があることも証明する。
個人的見解だが、スクラムマスターの履歴書にはAWS Certified Cloud Practitionerが記載されていることが望ましい。アプリケーションの構築方法やリソースの確保方法を理解していることを意味するためだ。
Microsoft、Oracle、Googleは、AWSの認定資格と同等レベルの初級クラウド認定資格を提供している。いずれにせよ重要なのは認定資格を提供するベンダーではなく、資格保有者がクラウドネイティブアプリケーション開発の基礎を正しく認識していることだ。
第4回は、4つ目の認定資格を紹介する。
TechTarget発 エンジニア虎の巻
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.