Excelの便利関数「LARGE」がうまく機能しない原因は? “あるある”な失敗例:Excel関数「LARGE」を使いこなすヒント【第3回】
「上位3位」「上位5位」といった特定の大きさの数値を見つけたい場合に、「Excel」の関数「LARGE」が活躍する。ただし適切に利用しないと、エラーが生じることがある。回避するこつは。
Microsoftの表計算ソフトウェア「Microsoft Excel」の関数「LARGE」は、ある範囲内のデータの中から、指定した順位の大きさのデータを算出する。特に「上位3位」「上位5位」といった特定の大きさの数値を見つけたい場合にLARGEは有効だ。例えば「自社の売上高の上位3位」を見つける必要があるときに役立つ。
LARGE」の使い方は簡単だ。ただし次のように、幾つかのエラーが発生する場合がある。
LARGEの“よくある失敗例”と回避策はこれだ
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LARGEの引数「配列」として、対象のセル範囲を選択する際には、参照する全てのセルを含める必要がある。例えばある列に100行のデータがある場合、参照するセル範囲を指定する際に、100行全てを含める。これは現在のセル範囲の下にデータを追加する場合、特に重要なポイントだ。既存のセル範囲に10行のデータを追加した場合は、LARGEのセル範囲を更新して、10行全てを含めなければならない。
引数「順位」の値がデータの数より小さいかどうか確認することも、失敗を防ぐ重要なポイントだ。例えば10行のデータしかないのに、順位を11にするとエラーになる。LARGEが返す結果は「数値」であるため、セル範囲には数値のみを含める必要がある点にも注意が必要だ。
第4回はLARGEと併用する幾つかのExcel関数を解説する。
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