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“リモートデスクトップでマイクが使えない”を招く「グループポリシー」の謎リモートデスクトップでマイクが使えないときの対処法【第3回】

「リモートデスクトップ」でマイクが利用できない場合、「グループポリシー」の不適切な設定が原因となっていることがある。どのような問題があるのか。

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 手元のPC(ローカルPC)ではマイクが利用できるにもかかわらず、「リモートデスクトップ」への接続中はマイクを利用できない――。こうした問題が発生する場合がある。リモートデスクトップは、MicrosoftのクライアントOS「Windows」が搭載する、手元のPCやサーバから別のPCのデスクトップを操作する機能だ。

“リモートデスクトップでマイクが使えない”の原因は「グループポリシー」にあり?

 マイクがリモートデスクトップで正しく機能しない場合、エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の設定に問題が潜んでいる可能性がある。

 リモートデスクトップの接続先サーバまたはドメイン(エンドユーザーやデバイスの管理単位)全体のグループポリシーの設定が、リモートデスクトップに影響を与える。どちらかのグループポリシーで、マイクなどの周辺機器の接続設定を無効にすると、マイクの機能が影響を受ける。

 例えばドメインでは「オーディオ録音リダイレクトを許可する」というグループポリシーが有効になっているものの、リモートデスクトップの接続先サーバでは無効になっている場合、エンドユーザーはその接続先サーバとのリモートデスクトップでは、マイクを利用することができなくなることがある。ただし、このグループポリシーが無効になっていない他のPCやサーバとのリモートデスクトップでは、マイクを利用できる。

 管理者はエンドユーザーの問題をトラブルシューティングするときや、リモートデスクトップの接続先サーバに1回限りの変更を加えるときは、細心の注意を払う必要がある。ローカルPCのグループポリシーに一時的な変更を加えた場合、管理者は直ちにその変更を取り消すか、新しいサーバを導入して、正しいグループポリシーを適用した元の状態に戻す。


 第4回は、リモートデスクトップでマイクが使えなくなる、その他の原因を説明する。

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