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Webサイトを良くするはずの「プラグイン」がなぜ“クラッシュ”を招くのかWebサイト「クラッシュ」7つの原因【第2回】

CMSの「プラグイン」は、うまく使えばWebサイトがより魅力的になる。ただし使い方によっては、プラグインがWebサイトのクラッシュを引き起こすことがある。こうした「逆効果」を防ぐには、どうすればいいのか。

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 Webサイトの表示トラブル「クラッシュ」は何が原因で、どうすれば防げるのか。本稿は主要な7つの原因のうち、2つ目を考える。

2.「プラグイン」に潜む“あの問題”

 企業はWebサイトを運営する手段として、一般的には「コンテンツ管理システム」(CMS)を利用することになる。CMSの「プラグイン」(拡張機能)は、カレンダーや問い合わせフォーム、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の投稿内容など、Webサイトにさまざまな要素を追加できるようにする。要素を追加する場合、関連するソースコードもWebサイトに追加することになる。

 オープンソースソフトウェア(OSS)の「WordPress」をはじめとする主要なCMSは、複数のプラグインを提供している。信頼できる開発者や企業が開発したプラグインがある一方、中には“怪しいプラグイン”もある。企業はWebサイトにプラグインを組み込む前に、プラグインの評価を確認しよう。

 高評価のプラグインでも、Webサイトのクラッシュを引き起こす可能性がある。プラグインが単体で問題なく動作していても、他のプラグインと組み合わせると、互いに干渉して問題が発生することがあるからだ。

 セキュリティ向上や新しい規格への準拠のために、プラグインは定期的にアップデートする必要がある。アップデートを実施しないと、プラグインのエラーが発生してWebサイトがクラッシュすることがあるからだ。まれにアップデートが問題の原因となることも考えられる。企業は本番環境でプラグインを実装する前に、テスト環境で実施して問題がないかどうかを確認することが重要だ。Webサイトで使用しなくなったプラグインは削除するようにしよう。

 企業はCMSをアップデートした場合も、プラグインのチェックを忘れてはいけない。CMSがプラグインのアップデートを推奨するメッセージを表示したら、必ずアップデートを実施しよう。一部のCMSは、プラグインのアップデートを自動的に実施する。


 第3回は、3つ目の原因を紹介する。

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