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VPNだけじゃない 意地でもインターネットにつながる“裏技”:もしもインターネットが遮断されたら【第4回】
インターネットが遮断されても、ユーザーはその影響を回避できる可能性がある。どのような方法があるのか。さまざまな裏技をまとめた。
VPN(仮想プライベートネットワーク)関連の情報を扱うWebサイト「Top10VPN.com」(運営:PrivacyCo)によると、政府がインターネット遮断を実施しても、ユーザーは必ずしも泣き寝入りする必要はない。インターネット遮断を回避する裏技を紹介する。
VPNだけではない インターネットにつながる裏技
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連載:もしもインターネットが遮断されたら
- 第1回:インターネットを遮断なんてあり得ない――それは世界の非常識?
- 第2回:インターネット遮断にISPが「ノー」とは言わない訳
- 第3回:「Twitter」と「YouTube」 政府が本当に使わせたくないのはどっち?
インターネットについて知識を深めるには
Top10VPN.comによれば、インターネットが完全に遮断されれば、基本的にユーザーには打つ手がない。部分的な遮断であれば対策はあるという。具体的には下記の通りだ。
- VPNの利用
- 特定のIPアドレスへのアクセス拒否やドメインネームシステム(DNS)のフィルタリングを回避できる。ただしインターネット遮断と同時に、政府がVPNツールをダウンロードできなくする可能性があるため、事前にダウンロードしておく必要がある
- Tor(The Onion Router)ブラウザの利用
- 匿名でインターネットにアクセスできる
- SIMカードの購入
- 隣接国から国際ローミングできる可能性がある
- 現地系のチャットツールの利用
- 「WhatsApp」や「Facebook Messenger」など、世界的に広く使われている欧米系のチャットツールは遮断対象になりやすい
他にもTop10VPN.comは、近距離無線通信技術の「Bluetooth」に準拠したデバイスによるメッシュネットワークを使えば、インターネット接続ができなくてもメッセージのやりとりができると説明する。相手に送りたいと考えているデータをUSBドライブや外付けHDDに入れ、ハードウェアで受け渡す手もある。
第5回は、インターネット遮断について国際連合(UN)の担当者がどう見ているのか、その見解を紹介する。
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