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「非同期なチーム」が効率的に共同作業をするには、どんなツールとルールが必要か:「非同期型の働き方」のベストプラクティス【後編】
テレワークとオフィスワークを組み合わせた働き方が当たり前な時代、チームメンバーは働く時間も場所もばらばらな場合がある。チームが効率的に働くためには、どのような情報を共有するためのツールが必要なのか。
テレワークとオフィスワークの従業員が混在するチームは、それぞれの働く場所や勤務時間が異なることが珍しくない。このように「非同期型の働き方」をするチームが共同作業をする際に生じがちな、コミュニケーションや情報共有の課題を解決するには、どのようなITツールが必要になるのだろうか。
非同期型の働き方を効果的に実現するには
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連載:「非同期型の働き方」のベストプラクティス
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非同期型な働き方をするチームメンバー同士が共同作業の効果を高めるには、以下のITツールが不可欠だ。
- 完了済み/未完了の仕事に関するレポートを文書化するITツール
- プロジェクトの各パートまたはワークフローの状況を正確に追跡し、ハイライトしてくれるメッセージングツールと文書化ツール
- チームメンバーが任意のキーワードやフレーズで情報を検索できるITツール
- 目標、期限、各チームメンバーの責任を明示するダッシュボード
企業が非同期型の働き方を成功させるには、ITツールを用意するだけでは不十分だ。自社の文化を調整して、非同期型の働き方を支持する必要がある。つまり管理者は、経営陣の賛同の下に、従業員に期待されることを定める枠組みを整備し、適切なコミュニケーションツールとリモートアクセスの仕組みを用意する必要がある。そしてプロジェクトの全関係者は、各自の作業の進捗(しんちょく)状況を入念に記録して、他のチームメンバーと適宜情報を共有することを怠ってはならない。
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