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クラウドをやめる「脱クラウド」を選ばざるを得なくなる“あの不満”の正体「脱クラウド」8つのステップ【第1回】

全てのアプリケーションのインフラとして、クラウドサービスが適しているとは限らない。ユーザー企業がクラウド移行で思ったような効果が得られず、「脱クラウド」を検討せざるを得なくなる理由とは何なのか。

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 インフラとしてクラウドサービスを選択することが、必ずしも全てのアプリケーションにとって最適とは限らない。クラウドサービスが、アプリケーションのインフラとして期待に沿っているかどうか疑わしい――。そう考え始めた場合、アプリケーションのインフラをクラウドサービスからオンプレミスインフラに戻す「脱クラウド」を検討する価値がある。

「脱クラウド」を招く“あの不満”とは

 クラウドベンダーが提供するインフラの管理機能は限られているため、可視性が損なわれる場合がある。オンプレミスインフラの管理性を失うことを嫌うユーザー企業は、クラウドサービスへの移行を避ける傾向がある。

 コストも、クラウドサービスへの移行を避ける原因となる。クラウドベンダーが所有するデータセンターから、他のインフラにデータを転送(エグレス)する場合に掛かる「エグレス料金」は、クラウドサービスのコストが高騰する原因になり得る。

 脱クラウドは、クラウドサービスへの移行と同等か、それ以上に複雑な作業になる可能性がある。ただし移行のプロセスを綿密に計画し、起こり得る課題を予測すれば、エンドユーザーを混乱させたり、データを失ったりすることなく、アプリケーションをオンプレミスインフラに戻すことが可能だ。


 第2回は、クラウドサービスで稼働するアプリケーションを、オンプレミスインフラに戻すための主なステップを説明する。

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