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プログラマーが「駄目なコメント」をソースコードに残さないための5カ条:プログラマーが知るべき「良いコメント」の条件【第5回】
読んだ人がソースコードを素早く理解しやすくなる「良いコメント」には、幾つかの要件がある。プログラマーが押さえるべき、良いコメントを書くための要件5つを紹介する。
プログラミング言語の要素のうち、プログラマーにとって簡単なようで難しく、奥が深いのが「コメント」だ。自分だけではなく、ソースコードを読んだ全ての人が分かりやすいコメントを書くことは、プログラミングをスムーズに進める上で重要になる。「良いコメント」の条件を、あらためて考えよう。
駄目なコメントではなく「良いコメント」を書く条件
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連載:プログラマーが知るべき「良いコメント」の条件
- 第1回:「コメント」の“本当の意味”を誤解していないか?
- 第2回:Pythonのソースコードで考える「こんなコメントは無駄なだけで無意味」
- 第3回:「良いコメント」って結局何? 「悪いコメント」に隠れた“深刻な問題”とは?
- 第4回:Pythonソースコードの実例で分かる「本当に良いコメント」の書き方とは?
ソースコードの書き方
これまで説明してきた内容を、良いコメントを書くための5つの指針としてまとめる。
- ソースコードが「何をするか」ではなく、「何のために書かれたか」を説明する
- ソースコードの内容と重複させない
- 読んだ人を混乱させない
- 簡潔にする
- 自明ではないことを説明する
コメントの書き方のこつをつかめば、より読みやすく、メンテナンスしやすいソースコードを記述できるようになる。有用なコメントは、他のプログラマーがコードベース(ソースコード群)の設計を素早く理解し、同じアイデアや設計に基づいてソースコードを記述する助けになる。
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