スマートフォンの「テザリング」ができないのは“あれ”が原因だった?:テザリングの基礎とトラブルシューティング【第4回】
スマートフォンで「テザリング」に関するトラブルに直面した際、何をすればよいのか。基本的なトラブルシューティングの手順を整理しよう。
スマートフォンのモバイル回線を使って、PCでのインターネット接続を可能にする「テザリング」は、固定回線が利用できない場所で安全なインターネット接続を確立する上で役に立つ。テザリングに関するトラブルが発生した際、どのように対処すればよいのか。テザリングのトラブルシューティングに関する5つの手順のうち、3つ目以降を紹介する。
手順3.ネットワーク設定をリセットする
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連載:テザリングの基礎とトラブルシューティング
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現在のモバイル通信を知る
スマートフォンのネットワーク設定をリセットすると、テザリングのトラブルが解決することがある。Googleの「Android」やAppleの「iOS」といった主要なスマートフォンOSは、設定ツール内にネットワーク設定のリセット機能を用意する。ネットワーク設定をリセットすると、全てのネットワーク設定が削除される。そのためリセット後に無線LANなどのネットワーク機器に接続すると、接続用パスワードの再入力が必要になることがあるので注意が必要だ。
手順4.データ通信量の上限を確認する
モバイル回線事業者は、テザリング時のデータ通信量に上限を設けている場合がある。上限を超えたかどうかを確認するには、スマートフォンの機能を使うとよい。モバイル回線事業者によっては、上限超過後にテザリングによる通信をブロックしたり、モバイル回線を低速に制限したりする。
手順5.モバイル回線事業者に連絡する
ここまでに紹介した手順がいずれもうまくいかない場合、IT管理者はモバイル回線事業者に問い合わせることを考えよう。モバイル回線事業者が既知の問題や利用地域の停電情報を参照し、遠隔で問題のトラブルシューティングをしてくれる場合がある。
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