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“高過ぎるクラウド契約”を生まない「社内ルール」の決め方はこれだ:クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ方法【第5回】
クラウドサービスの無駄遣いを防ぐには、全社的なクラウドサービスの利用方針を定め、リソースを社内の各部門に適切に分配することが有効だ。その具体的な方法とは。
クラウドサービスのコストを最大限に削減するには、全社的にクラウドサービスのリソースを必要以上に契約する無駄遣いをなくし、リソースを適切な量だけ分配する必要がある。そのためにユーザー企業に必要なこととは何か。クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ方法の2つ目を説明する。
2.クラウドサービスに関する「社内ルール」を決める
下記のポイントに沿って、クラウドサービスの利用方針を決めることが、無駄なクラウドサービス契約を減らすために欠かせない。
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連載:クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ方法
- 第1回:脱クラウドも無力? 「クラウド高過ぎ問題」がなくならない“根本的な理由“
- 第2回:「不要なのに利用料金が生じ続けるクラウド」がなくならないのはなぜ?
- 第3回:「勝手なクラウド契約」を“絶対に許してはいけない”のはなぜ?
- 第4回:AWS、Azure、GCPの“実は使っていない無駄リソース”をあぶり出すツールとは?
- アプリケーションの要件を理解する
- クラウドサービスで実行するアプリケーションの構造を分析し、リソースの需要を予測する。#全社的なリソース配分のルールを決める
- リソースの利用効率を最大限に高める方法、エンドユーザーまたは部門ごとにリソースを公平に配分するための方法、重要な作業の優先順位の付け方、アプリケーションの応答速度の要件に基づくリソース配分の方法などを確認し、ルールを決める。
- リソース配分の方針を明確にする
- ビジネスの優先度に基づいてリソースを配分する。
リソースを適切に分配するには、自社のビジネス目標と、社内の部門ごとのクラウドサービスの利用目的の整合性を確保することが必要だ。IT部門は継続的に、全社を横断したシステムの監視と調整を実施することが欠かせない。特にクラウドサービスの運用管理を担当するチームは、社内の他の部門と協力して、過剰なリソースの分配を防ぐために必要な調整をすべきだ。
第6回は、クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ3つ目の方法を紹介する。
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