1899年の設立から125周年を迎えたNECでは、社会のDX加速をミッションとして、「働き方」「営業・基幹業務」「運用」のDXを柱に、全社的なエクスペリエンス変革に取り組んでいる。中でも約1000のシステム運用においては、運用自体の変革のため、デジタルネイティブ運用モデルを構築し、社内ITの全てを可視化できる状態を実現した。
インシデントに関しては「対応工数の半減」と、「検知から初動までの時間短縮」を目標に、インシデント管理プラットフォームを導入。導入後は、本当に必要なアラートのみがプッシュ通知で表示されるようになり、監視画面の注視や、人手による担当者のアサインなどが不要となったことで、復旧対応への迅速な着手が可能になったという。
社内向けオペレーションセンターにおいてはアラート件数を85%削減、対応工数を32%削減し、インシデント対応の品質向上を実現。今後は、対処方法が確立されたケースでの自動復旧や、同一原因による複数システムのインシデントへの対応の効率化を目指していくという。
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