Column
WAN最適化アプライアンス、人気急上昇中
企業の拠点分散化やグローバル化という時代の流れを反映し、WAN最適化アプライアンス市場が急速に成長している。
リモートオフィスや支社で働く人がますます増加しており、中堅企業や大企業では、買収や事業成長、拠点の分散を背景に、ITマネジャーがデータセンターをごく少数に統合することを目指す新しい動きが広がっている。
ITマネジャーは、コスト高で頭痛の種になる大容量回線を調達することなく、エンドユーザーがより高速にファイルをやり取りし、帯域を有効活用できるようにする方法を求めている。また、支社のデータセンターを本社に集約することで、合理化とコスト削減を実現したいと考えている。WAN最適化アプライアンスは、どちらのニーズにも対応できる。
こうした動向を踏まえ、インフォネティクスリサーチは先ごろ、WAN最適化アプライアンス市場に関する調査と予測をまとめたリポートを発表した。それによると、2005年にWAN最適化アプライアンスの市場規模は49%もの成長を記録し、2億3600万ドルに達した。出荷台数は39%伸びた。
またインフォネティクスは、WAN最適化アプライアンスの市場規模が2009年まで年率2けたの成長を続け、同年には出荷台数がほぼ3倍に、売上高が2倍以上に達すると予測している。
WAN最適化アプライアンス市場はまだ揺籃期にあるが、時代の流れを反映して勢いを増しており、急激に成長しようとしている。
リモートオフィスや支社で働く人がますます増加しており、中堅企業や大企業では、買収や事業成長、拠点の分散を背景に、ITマネジャーがデータセンターをごく少数に統合することを目指す新しい動きが広がっている。
ITマネジャーは、コスト高で頭痛の種になる大容量回線を調達することなく、エンドユーザーがより高速にファイルをやり取りし、帯域を有効活用できるようにする方法を求めている。また、支社のデータセンターを本社に集約することで、合理化とコスト削減を実現したいと考えている。WAN最適化アプライアンスは、どちらのニーズにも対応できる。
こうした動向を踏まえ、インフォネティクスリサーチは先ごろ、WAN最適化アプライアンス市場に関する調査と予測をまとめたリポートを発表した。それによると、2005年にWAN最適化アプライアンスの市場規模は49%もの成長を記録し、2億3600万ドルに達した。出荷台数は39%伸びた。
またインフォネティクスは、WAN最適化アプライアンスの市場規模が2009年まで年率2けたの成長を続け、同年には出荷台数がほぼ3倍に、売上高が2倍以上に達すると予測している。
インフォネティクスのアナリスト、マサイアス・マホウィンスキー氏は、WANの最適化が必要とされている理由は明らかだと語る。本社と支社間のWANに遅延が生じたり、帯域の制約があると、電子メールや月次販売リポート、顧客データベースへのアクセスといった単純な作業に時間がかかり、ユーザーにストレスを与えることになりがちだからだ。しかも、支社で働く従業員は増える一方であるため、この問題は生産性の著しい損失につながる恐れがある。
企業が拠点の展開を進める一方でアプリケーションを1つのデータセンターに統合すると、支社のスタッフの反発を買いかねないとマホウィンスキー氏は語る。すべてのデータを本社で保存するとなると、支社側では低速なファイル転送を行わなければならないために能率が落ちてしまうという。
WAN最適化アプライアンスは、こうした問題を解決できる。このアプライアンスは、パフォーマンスの問題を解消し、アプリケーションの速度を向上させる目的でデータセンターと支社やリモートサイトに設置され、圧縮、キャッシング、プロトコル最適化、帯域管理、サービス品質監視などの処理を行う。これによって、より高速なファイル転送と使用帯域の削減を実現する。
従来、アプリケーションのパフォーマンスと速度を高める1つの方法は、より大容量の回線を導入することだったが、この方法はコスト高である上、多くの場合、アプリケーションのパフォーマンス向上につながらないことが分かっているとマホウィンスキー氏は語る。
「戦没将兵追悼記念日の交通量だけに合わせて、10車線もあるハイウェイを作っても仕方がないのと同じだ」と同氏。
マホウィンスキー氏によると、WAN最適化はまだ技術的に新しいと考えられているが、本社以外の事業所などで働く人が増え続ける中、その市場は爆発的に成長する見通しだ。
「WAN最適化市場はまだ比較的小さいが、急激に成長しそうだ。この技術は、データセンターを統合したいという動きと、これまでになく分散した従業員にアプリケーションを提供しなければならないという必要性の両方に対応できるからだ」と同氏。「昨年のWAN最適化市場ではさまざまな展開が見られた。買収があり、新しい企業が市場参入し、大幅に成長した」
WAN最適化アプライアンスベンダーの2005年の売上高シェアではパケッティアが首位を占め、エクスパンド、ジュニパー、リバーベッドがこれに続いた。マホウィンスキー氏はリポートで、WAN最適化アプライアンスを手掛けるベンダーの大部分は、新顔のシルバーピークやサーテオンなどをはじめ、この分野に特化した新興企業だと指摘している。
北米がWAN最適化アプライアンス市場の急速な拡大をけん引しており、2005年には市場全体の売上高の46%を占めた。残りの54%のほとんどは欧州、中東、アジア、アジア太平洋が占めている。
WAN最適化アプライアンスを提供する上記以外のベンダーは、アロット、シスコシステムズ、F5ネットワークス、オービタルデータ、ストリームコアなど。
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