Case Study
コロンビア大学、整理統合でサーバの可用性が30%改善
コロンビア大学のデータセンターは1日24時間週7日間体制を求められており、統合の失敗は許されなかった。そこで同大学はリロケーションの経験豊かなサードパーティーに支援を依頼した。
米コロンビア大学の分子生物物理学部は最近、5つのデータセンターを1つに統合した。同校によれば、その結果、サーバの可用性が約30%向上したという。
コロンビア大学はアイビーリーグに所属するニューヨーク市の名門大学だ。同大学のコンピュータバイオロジー&バイオインフォマティクスセンター(C2B2)の上級システムアナリスト兼プログラマー、ハンス-エリック・アロンソン氏によれば、同校のデータセンターの不規則な拡大に歯止めをかける大きな要因となったのは保守と待ち時間の問題だったという。
整理統合の対象となる200台強のサーバ(大半はクラスタ化されたRed HatのLinuxマシン)はそれほど遠く離れて配備されていたわけではないが、週末の間に都市部を移動させ、首尾よく再配置を済ませるのは危険をはらむシナリオだった、とアロンソン氏は語っている。
C2B2の研究者らは、1日24時間週7日間体制のコンピュータアクセスを必要としている。また、高性能のコンピュータプログラムは処理の完了に何週間もかかる場合がある。そのため、スケジュールは非常に厳しかった。「コンピュータがなければ、仕事にならない。われわれは完全にコンピュータに依存している。クリスマスイブにログインしても、誰かしらオンラインで作業しているだろう」とアロンソン氏。
それでも、変更がもたらすメリットは中断のリスクを上回っていた。ただし、それを自分たちだけでやり遂げるのは不可能だった、と同氏は語る。
米コロンビア大学の分子生物物理学部は最近、5つのデータセンターを1つに統合した。同校によれば、その結果、サーバの可用性が約30%向上したという。
コロンビア大学はアイビーリーグに所属するニューヨーク市の名門大学だ。同大学のコンピュータバイオロジー&バイオインフォマティクスセンター(C2B2)の上級システムアナリスト兼プログラマー、ハンス-エリック・アロンソン氏によれば、同校のデータセンターの不規則な拡大に歯止めをかける大きな要因となったのは保守と待ち時間の問題だったという。
「インターノードクラスタリングでは、ハブの数が増える。それは良くないことだ。規模が拡大すれば、保守はますます難しくなる。われわれは帯域幅が広く、待ち時間の短いネットワーキングを求めていた。データセンターのロケーションを1つに統合することで、それを実現できた。今では保守もはるかに容易になっており、その分、システムの堅牢性も高まっている」と同氏。
さらにアロンソン氏によれば、新しい設備では電力事情と空調設備も改良されるため、「大きな改善」がもたらされるという。現在、ハードウェアはすべて28フィート×10フィート四方のデータセンター内の6インチのフリーアクセスフロア上に10個のキャビネットに分けて配置されており、キャビネットにはそれぞれ10キロワットの電力が割り当てられ、またUPS電源も備えている。
整理統合の対象となった200台強のサーバ(大半はクラスタ化されたRed HatのLinuxマシン)はそれほど遠く離れて配備されていたわけではないが、週末の間に都市部を移動させ、首尾よく再配置を済ませるのは危険をはらむシナリオだった、とアロンソン氏は語っている。
C2B2の研究者らは、1日24時間週7日間体制のコンピュータアクセスを必要としている。また、高性能のコンピュータプログラムは処理の完了に何週間もかかる場合がある。そのため、スケジュールは非常に厳しかった。「コンピュータがなければ、仕事にならない。われわれは完全にコンピュータに依存している。クリスマスイブにログインしても、誰かしらオンラインで作業しているだろう」とアロンソン氏。
それでも、変更がもたらすメリットは中断のリスクを上回っていた。ただし、それを自分たちだけでやり遂げるのは不可能だった、と同氏。
行動に移す前に、コロンビア大学は外部からの支援を検討し、テキサス州オースティンのコレクティブテクノロジーに応援を求めることにした。そして、この会社がリロケーションのすべての側面を舵取りし、ダウンタイムに関する同校の懸念も払拭した、とアロンソン氏は語っている。
「われわれのような環境では、ダウンタイムのリスクは避けたかった。われわれは、データセンターのリロケーションを扱った経験のある企業を求めていた。コレクティブに、競合ベンダーと大きく異なる点があったわけではない。ただ、コレクティブからは適切な印象を受けた。信頼できると思った。彼らの支援なしでは、この作業を72時間で完了することなどできなかっただろう」と同氏。
コレクティブはコロンビア大学に代わって、サイトの準備のほか、すべてが適切に配備されたかどうかを確認するためのリハーサル、セキュリティ、ケーブルコンポーネントなど、各種の要素を準備した。そして、コレクティブは行動を開始した。ハードウェアを梱包し、ニューヨーク市の配送業者を雇い、輸送し、再インストールを行い、ハードウェアベンダーとの間で保証更新のプロセスを調整した。ハードウェアベンダーは通常、保証でカバーされるかもしれないダメージを追跡するためもあり、システムの輸送を監視することが多い。
コレクティブのエド・テイラーCEOによれば、同社のリロケーションサービスの最大の強みは、組織のニーズを的確に把握できる能力にある。孤立した支部を持つ企業や、コングロマリット企業の官僚主義に似た学部間通信システムが確立している大学などでは、組織全体のニーズが正しく把握されない場合が多い。
「組織には、システムの問題を扱うITスタッフがいて、スペースと電力と光熱の問題を扱う設備スタッフがいて、そうした要素の支払いを処理する財務スタッフがいる。これら3つのグループはひどく分散され、互いにうまく連絡を取れていない場合が多い。これは、今日構築されている多くのデータセンターに関しても言えることだ。そうしたデータセンターは、企業にとって1平方フィート当たりの単価が最も高い不動産になってしまうだろう」とテイラー氏。
コレクティブのもう1つの強みは経験だ。
「われわれはこの何年間かで、たくさんのミスを犯してきた。今後は、そうした経験を活かしていきたい。これからも、“分かった!”と思う瞬間はたくさんあるだろう。8フィートのラックを7フィートのエレベーターで運ぼうとしていることに気付くのは、現場でのことだ。何であれ、トラブルの可能性は予期しておくべきだ。こうした移動はそれだけ厳しい時間枠で進められる。いかなる遅れも、月曜朝の勤務時間の大規模な機能停止につながってしまう」とテイラー氏。
ニューハンプシャー州アマーストのプタック・ノエル&アソシエイツの業界アナリスト、リッチ・プタック氏によれば、データセンターに回帰しつつある業界において、サードパーティーは共通かつ健全な戦略となっている。
プタック氏は、コンサルタントにリロケーションの取り組みを管理してもらうメリットについて、次のように語っている。「自社の事業の範疇外のことについては専門家に頼った方がいいのは、単にコスト効率が高いからだけではない。輸送には常にアクシデントが付き物だ。あるいは、構造や機材の不備も考えられる。導入の不備もあるかもしれない。あるいは、誰かが配線を逆に行い、トラブルが生じる危険性もある。たとえコレクティブのような会社に依頼したとしても、完璧とは言えない。人はミスをするものだ。彼らも人間なのだから」
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