ナデラ氏自らセキュリティにコミット
Microsoftが注力するセキュリティ4本柱、その具体的な成果は?
セキュリティチームと定期的に会議を開き、セキュリティ事故を起こした会社のCEOにも必ず連絡をするというMicrosoft CEOのナデラ氏。彼が語るMicrosoftのセキュリティ関連の4本柱とは?
米MicrosoftのCEOサトヤ・ナデラ氏は、大規模なセキュリティ侵害の発生原因を把握することを自身の使命にしている。
ナデラ氏によれば、2015年はセキュリティに関する苦労が多い年で、「上位8件のデータ侵害だけでも、影響を受けたデータレコードは160万件に上る」という。
Computer Weekly日本語版 1月6日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 1月6日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
2015年11月17日に米国で開催されたイベントで同氏は、Microsoftのセキュリティレビューチームと月に1回会議を開き、大規模な攻撃や侵害について確認していることを明らかにした。
「事故が起きると必ずその会社のCEOに連絡し、『当社にどのような支援ができ、何を学べるか』を尋ねている」
ナデラ氏にとってMicrosoftの最大の変化は、運用上のセキュリティだ。また同氏は、セキュリティへの取り組みはMicrosoftだけでなくテクノロジー業界全体にとっての最優先課題だと考えている。
「当社にとって最も差し迫った問題は、サイバーセキュリティだ。デジタルテクノロジーはどのような仕事にもポジティブな役割を果たすが、顧客は信用できないテクノロジーを使おうとはしない。当社の使命は、地球の全ての人々がより高い成果を得ることができるよう支援することだ。それが当社のテクノロジーイノベーションの原動力であり、その中心にあるのが信頼だ」
ナデラ氏は、10年前は当たり前に存在したITの境界が、非境界状態(Deperimeterisation)に至るまでのITセキュリティの移り変わりを説明した。「Deperimeterisation」という語を生み出したのは、10年以上前に「Jericho Forum」という組織を結成した情報セキュリティ最高責任者のグループだ。このグループは、ビジネスの最新運営方式を保護するにはファイアウォールは時代遅れだという評価を下した。
以前のITは閉鎖的な環境で機能していた。だが、現在はユーザーが個人の端末を会社に持ち込むようになり、クラウドベースの企業アプリケーションもある。
「データの周囲に堅牢な境界を作り、四方を壁で囲んだ環境の中で全データの安全を確保できる時代もあった。この20年でネットワークは拡大し、直接顧客に働きかけるようになった」とナデラ氏は話す。
「当社はパブリッククラウドアプリケーションやSaaSにますます目を向けるようになり、ユーザーの端末を当社のネットワークに組み込んでいる。われわれの住む世界では、攻撃ベクトルがどこに潜んでいてもおかしくない。境界が取り除かれた世界になった」
ナデラ氏は、Microsoftが力を入れる4本柱の概要を示した。
続きはComputer Weekly日本語版 1月6日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 12月16日号:ベンダーロックインからの脱出
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
5
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
6
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
7
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
8
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
9
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
10
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー