Gartnerが勧めるITインフラとは?
自社データセンターとコロケーションを価格だけで選んではいけない
ITコスト削減の要はデータセンターにある。仮想化がその鍵を握るが、VMスプロールがコスト増を招く恐れがある。また、自社でデータセンターを構築するかコロケーションを利用するかを費用だけで選ぶと失敗するという。
大企業は、自社データセンターで発生している仮想マシン(VM)のスプロール問題への対処を誤るとIT予算の大幅削減の機会を逃す恐れがあると、米調査会社Gartnerは警告している。
Computer Weekly日本語版 1月20日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 1月20日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
同社が2015年11月末から12月初旬にかけて英ロンドンの中心部で開催したカンファレンス「Gartner Datacentre, Infrastructure and Operations Management Summit」で、同社リサーチディレクターのネイサン・ヒル氏は、インフラと営業の経費が平均的なレベルの大企業で、データセンターのコストがかなりの割合(42%)を占めるという調査結果を披露した。
コスト低減を進めている企業は、IT経費を削るならデータセンターに注目するのが妥当な考え方だとヒル氏は言う。サーバ統合と仮想化を既に済ませた企業は、それでコスト削減をかなり進めた気分になっているかもしれない。だが、その見方は必ずしも正しいとは限らないと同氏は指摘する。
例えば、仮想化により新規のワークロードを展開しやすくなったことで、以前は達成していた、財政上の効果が薄まる場合もあるとヒル氏は説明する。
「新規のワークロードは、仮想化インフラとオーケストレーションのメカニズムを使って展開すれば非常に簡単に作成できる。しかし、上手に管理しないと、VMスプロールが発生する」と同氏は話す。
「管理しなければならないワークロードが急激に増えると、物理インフラを増設することになる。その関連費用も急増する場合がある」(ヒル氏)
こうした事態を防ぐには、稼働中のワークロードの内訳と、そのワークロードを実行する理由を定期的に再評価するプロセスを実行しなければならないとヒル氏は主張する。
「現在運用中の業務フローにこのプロセスを組み込んで、ワークロードの最適化を確認することが切実に求められている。それも一時的なアクティビティではなく、今後ずっと継続するアクティビティにしなければならない」
データセンターの費用を見積もる際、大企業にとってその額を左右する大きな要因となるのは、データセンターを自前で構築するかコロケーション業者を利用するかという点だと、ヒル氏は付け加える。自前で用意する場合、巨額の先行投資が必要になる。だが、コロケーションを選んだ場合でも、インスタンスによってはさらに費用が掛かる場合もあると同氏は警告する。
続きはComputer Weekly日本語版 1月20日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 1月6日号:EMCの買収でDellに何が起きる?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
8
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
9
AIで人を減らした企業がもう心変わり 「AIブーメラン現象」の実態
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー