4つのヒントを紹介
仮想デスクトップ(VDI)のハードウェア要件を正確に見極めるには?
仮想デスクトップインフラ(VDI)を導入する際、必要なハードウェア性能の見積もりを間違えると大きな問題につながる可能性がある。IT担当者がニーズを正確に予測できるようにする4つのヒントを紹介する。
仮想デスクトップインフラ(VDI)の導入を計画する際、IT担当者はハードウェアの要件を正確に見極めなければならない。
1つのホストで実行できる仮想デスクトップの数を多く見積もると、パフォーマンスが低下し、VDIハードウェアを追加する資金を管理部門に申請することになる可能性が高い。反対に、ハードウェア要件を高く見積もると、必要ない設備に多くの資金を浪費することになる。重要なのは適切な見積もりだ。
推奨事項には注意が必要
VDIハードウェアを計画する際、IT担当者は「インターネットで見つかる情報に基づいて計画すれば簡単」という誘惑に負けてはいけない。自社で利用を考えているのと同等のハードウェアを使用して50台の仮想デスクトップを問題なくホストできるとする情報を見つけたとしても、同じ結果を得られるとは限らない。結局のところ、全ての企業のユーザーが全く同じアプリケーションの組み合わせで作業しているわけではない。
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利用可能な予測ツールを探す
もしも、2社のユーザーが全く同じアプリケーションの組み合わせで作業しているとしても、ユーザーの作業は企業ごとに異なるだろう。つまり、使用パターンはそれぞれの企業特有のものになる。
IT担当者は、VDIハードウェアについての他社の経験談を読むことで、大まかな予測を立てることはできる。だが、その会社と全く同じ結果が得られると考えてはいけない。全ての企業に同じ結果がもたらされることはない。
信頼性のあるVDIハードウェアの予測を立てるためにIT担当者が利用できるもう1つの手段が、VDIベンダーの計画ツールを探すことだ。Microsoftなど一部のベンダーは、必要なハードウェアを正確に見極めるのに役立つ計算ツールを提供している。
たとえVDI計算ツールを利用できるとしても、問題は、ユーザーが250人いると入力するだけでは仮想デスクトップを使用するユーザーが必要とするハードウェアを正確に予測することは不可能だということだ。IT担当者はそのユーザーがハードウェアをどのように利用しているか把握する必要がある。
例えば、250人のユーザーのうち何人をパワーユーザーとして扱うべきか、そのパワーユーザーのピーク時のIOPS(1秒当たりに処理できるI/Oアクセスの数)、そのピークの持続時間などを理解する必要がある。同様に、代表的なナレッジワーカーが会社で利用する平均メモリ容量を把握する必要がある場合もある。
いずれにせよ、VDIハードウェアを適切に予測できるかどうかは、計算ツールに正確な情報を入力できるかどうかに左右される。計算ツールに推測値を入力しても、予測が不正確になるだけだ。
小規模テストの実施
VDIハードウェアを正確に予測するには、小規模なテストを実行する。使用していないハードウェアに数台の仮想デスクトップを設定し、数人のユーザーに試してもらう。同時に、パフォーマンス監視ツールを使用して仮想デスクトップが利用するリソースを追跡する。
これにより、IT担当者は仮想デスクトップで作業するユーザーからテスト用のデスクトップのパフォーマンスが良好かどうかを聞き取り、パフォーマンス監視データからリソース利用量を読み取ることができる。IT担当者はこの情報を使って仮想デスクトップを調整し、優れたユーザーエクスペリエンスを確保するのに必要なハードウェアを予測することができる。
利用できるものを生かす
VDIのパイロット導入を設定するリソースが不足しているIT部門では、ユーザーの既存の物理デスクトップから必要な情報を得ることも可能だ。そのためにはまず、パフォーマンス監視ツールを使用して複数のPCのリソース使用率を追跡する必要がある。リソース使用率は1日を通じて一定になるわけではない。そのため、分析する前に最低でも1週間分のパフォーマンスデータを記録するのが最適だ。
テストを完了しても、IT担当者は収集したデータと、導入するVDIが利用するであろうリソース量が完全には一致しないことを覚えておく必要がある。それでも、少なくともある程度の予測を立てるのに役立つ。
VDIハードウェア要件の予測は、いつも難しい。正確な予測を立てるには、使用パターンをしっかりと理解することが重要だ。ただし、使用パターンは時と共に変化する。そのため、仮想デスクトップに利用可能な冗長容量を確保しておくことも大切だ。
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