クラウドコスト節約Tips(前編)

デメリットが多過ぎる、部門単位のクラウド導入

クラウドの導入は容易であり、IT部門を通さずに事業部門が直接導入するケースも見られる。だが、こうしたやり方にはデメリットも多い。

 IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)は事業部門をIT部門の束縛から解放する。だが、適切に監視しなければ瞬く間にコストが制御不能に陥る恐れがある。

 クラウドの初期導入コストは比較的低い。そのため、独自にクラウドの予算を立て、それを自己管理するビジネスマネジャーもいる。だが、これには良い面もあれば悪い面もある。

 IT部門の束縛を受けることなく作業できる半面、ビジネスマネジャーはクラウドの契約を有効に管理する専門知識を備えていない可能性がある。例えばクラウドサービス導入に当たり、安価な低レベルのサービスを購入するか、無償のサブスクリプションを使用するとする。その後使用範囲が拡大したら、もっと安価にスケーラビリティの要件を満たせる経済的なサービスに移行することもできるのに、当初のサービスに割増料金を支払ってしまうこともあるだろう。

 2018年初めにDensifyが発表したレポートによると、IT部門の4分の1が「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」などのパブリッククラウドに実際にかかっているコストをほとんど把握していないという。

印刷する
SNSでシェア

Computer Weekly日本語版

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

Cliff Saran
Cliff Saran

最先端の研究開発からシステム管理の課題、レガシーシステムの保守・運用まで、幅広い分野で記事を執筆。ブログ「Cliff Saran’s Enterprise blog」を更新し、激変するIT市場を独自の視点で分析している。

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー