「AIの尻拭い」をさせられるのは誰か

AIブームの「後始末」に備えよ IT部門が今から取り組むべき“4つの急務”

IT部門が今目を向けるべき事項は、「AIに仕事を奪われる」という懸念よりも、ブーム沈静化後の「後始末」だ。IT部門に押し付けられる「新たな責任」と、組織崩壊を防ぐために今すぐ打つべき「4つの防衛策」とは。

 AI(人工知能)技術や自動化技術は、単なる業務効率化の手段ではない。これらはアプリケーション開発やネットワーク運用、データ管理における「IT担当者の責任範囲」を根本から変えようとしている。

 「IT担当者の仕事がAIに奪われる」という悲観的な予測があるが、現場の現実は異なる。AI技術の限界が露呈したとき、その穴を埋めるのは人間でなければならないからだ。CIO(最高情報責任者)やIT部門長は、いずれ訪れるAIブームの「揺り戻し」(過度な期待の修正)に備え、組織を再構築する必要がある。

 本稿は、IT運用におけるAI技術の台頭に伴ってIT部門が直面する「責任範囲のシフト」と、組織崩壊を防ぐために今すぐ着手すべき「4つのアクション」を解説する。

「AI失業」が起きない2つの理由

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