AI推進担当者の苦悩と本音

「生成AI全社導入」の無理難題で疲弊する情シス 大事故を防ぐ“防衛策”は?

経営層からのお達しでAI導入を進める情シス部門やDX推進部門。一方で現場はセキュリティリスクや人材不足など、さまざまな課題に直面している。調査から見えた推進の阻害要因と、解決への道筋を解説する。

 経営層からのトップダウンによる「AI(人工知能)技術の全社活用」の指示を受け、情報システム部門やDX推進室が旗振り役となるケースが増加している。しかし、プロジェクトの推進に当たっては、ガバナンスや投資対効果など、クリアすべき課題が山積しているのが実態だ。

 ITコンサルティング企業Ragateは2025年12月、AI推進を担当する情報システム部門やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進室所属の505人を対象に調査を実施した。その結果からは、多くの担当者が情報漏えいなどの技術的なリスクを最も重く受け止めていることが明らかになった。背景には、会社が管理していないAIサービスを従業員が独断で利用する「シャドーAI」によるデータ流出への強い懸念がある。

 「上からの無理な要求」と「下からのセキュリティリスク」の板挟み。AI活用を阻むさまざまな課題に対し、担当部門はどのようなアクションを起こすべきなのか。

「シャドーAI」をどう統制する?

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